レベルファイブ日野社長、アイデアを「書かない」創作法を語る――空想を重ね、最後に残ったものが作品になる

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レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏が、Yahoo!ニュースに掲載されたインタビューで、自身の創作法や『イナズマイレブン』の発想について語っている。

インタビューでは、『イナズマイレブン』シリーズに5,400人以上のキャラクターが登場することにも触れられており、その一人ひとりに命を吹き込む日野氏の創作法として、空想を重ねる作り方が紹介されている。

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「延々と空想する」という作り方

日野氏は、自身の創作法について次のように語っている。

「僕は細かい設定を書くのではなくて、延々と空想するんです。」

風呂の中、寝る前、散歩中など、日常の中でさまざまな場面を空想し、面白くなければ頭の中でゼロに戻して最初からやり直すという。

さらに、空想を続けるうちにキャラクターが頭の中で動き始め、「こんなことを言いそうだ」「こんなことを言われたらこう怒りそうだ」といった形で、新しいゲームの世界が少しずつ出来上がっていくと説明している。

書かない理由は「固定化してしまう」から

日野氏は、書かないことにも意味があると語っている。

「一回書いた時点でそれが固定化してしまいます。」

文章にしていないぶん、忘れる危険性もある。しかし日野氏は、忘れた部分を別の空想で補い、より良いものにしていくと説明している。

そして、最後に残るのは、忘れられないほど思いが強かったものだという。

「結局、最後に忘れられないくらいの思いが強かったものが作品となるのです。」

『イナズマイレブン』は少年漫画の世界を目指した

日野氏は『イナズマイレブン』について、もともと少年漫画の世界をイメージしていたとも語っている。

インタビューでは、「超次元サッカー」という言葉はプロモーションのために後から付けたキャッチコピーだったと説明。最初にあったのは、サッカーのリアルさを追求する方向ではなく、『キャプテン翼』や『ドラゴンボール』のような、派手な絵が出てくる少年漫画の世界をゲームで表現するという発想だった。

日野氏は、スポーツそのものというより、少年たちがそれぞれの思いをぶつけ合う場としてサッカーを捉えていたと語っている。「ドラゴンボールでいいんだ」という考え方も、その文脈で示されたものだ。

レベルファイブの近況

レベルファイブの近作では、『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』が全世界累計販売本数150万本を突破している。

また、『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』も全世界累計販売本数80万本を突破した。

日野氏が語った創作法は、設定を早く固めるのではなく、空想の中で場面やキャラクターを何度も動かし、最後まで強く残ったものを作品にしていくというものだった。

出典

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