11月10日の発売が間近に迫っている新型PS5について、ディスクドライブ搭載型・非搭載型に関係なく、セットアップ時にディスクドライブのオンライン認証が必要であることが確認されたようです。
これは、発売前に新型PS5を入手したユーザーがSNSに投稿した、新型PS5のセットアップ画面を撮影したと思われる画像から判明したもの。この画像は間もなく削除されたものの、その時にはもう広く拡散された後だった模様。
画像は、新型PS5のセットアップにおいて、ディスクドライブをペアリングするために一度オンライン認証を行う必要があることを示しています。これはおそらく、ディスクドライブが正規品であるか確認し、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)を遵守するためのセキュリティ対策であると考えられます。
この画像が本物なのであれば、特に注視すべきなのは、デジタルエディションに限らず、ディスクドライブ搭載型であったとしてもオンライン認証が必要であるという点です。現状では大きな影響はないと思われますが、将来的にはオンライン認証用のサーバーが停止する可能性があるため、ゲームの保存に影響を及ぼすことが懸念されています。もちろん、そのような状況になる前にソニーがオンライン認証が不要となるアップデートをリリースすることも考えられるため、杞憂に終わる可能性もあります。
なお、ディスクドライブを一度PS5本体に接続した後、そのドライブを取り外して別のものに変更した場合や、PS5を初期化した場合にも再びオンライン認証が必要となるのかどうかは不明です。
Digital Foundryのジャーナリスト John Linneman氏は「もしこれが事実ならば、大いに懸念されるべきだろう。ハードウェアの機能が、必ずしも常時利用できる保証のないサーバーの認証に依存するのは極めて問題がある」と発言。ハードウェアの機能は基本的に製品そのものが持つべきものであり、サーバーの稼働状況に左右されるべきではないとの考えを明らかにしています。
情報元:VGC