カプコンは『モンスターハンターワイルズ』の最新アップデートVer1.011を、2025年5月28日(水)に配信すると発表しました。今回のアップデートでは、『ストリートファイター6』とのスペシャルコラボや新たな★8歴戦モンスターの登場、複数の武器バランス調整、利便性改善など多岐にわたる要素が実装されます。また、今夏予定のタイトルアップデート第2弾では新モンスターの追加やフォトモード機能強化などが予定されています。
『ストリートファイター6』コラボの詳細
豪鬼になりきれる! 専用アクション付き装備が登場
今回のアップデートでは、『ストリートファイター6』とのコラボイベントが開催され、「豪鬼」が登場する特別ミッションや闘技大会クエストがプレイ可能になります。報酬として入手できる「豪鬼」のワンセット防具または重ね着装備には、アイテムスライダーに3種の専用アイテム――「アシストコンボ・豪鬼」「ドライブインパクト」「豪波動拳」が追加され、特別なアクションが使用可能になります。
ドライブインパクトとアシストコンボの効果
「アシストコンボ・豪鬼」は連続使用でコンボが発動し、△や◯ボタンで派生可能な仕様です。「ドライブインパクト」は、ゲージが時間経過で溜まると使用可能となり、L2長押し+R1でも発動できます。特にワンセット防具時は相殺効果や「瞬獄殺」への派生といった特典が付与され、高難度モンスターにも対応できる性能となっています。
新規モンスターとバランス調整の実施
★8歴戦モンスターが5体追加
Ver1.011ではHR41以上で「ゴア・マガラ」「レ・ダウ」「ウズ・トゥナ」「ヌ・エグドラ」「ジン・ダハド」の歴戦個体(★8)が登場します。これにより、既存のアルシュベルド以外にも強力な選択肢が広がります。各モンスターには体力や傷つきやすさ、マルチプレイ時の補正などで個別調整が加えられており、特にゴア・マガラは高難度に設定されています。
武器バランスの調整内容
ハンマー、狩猟笛、ガンランス、ライトボウガン、ヘビィボウガンのパラメータが見直され、アーティア武器の性能も一部強化。武器種によっては下方修正もあるものの、総合的には選択肢の拡張を狙った調整です。さらに、今後のアップデートでは双剣をはじめとしたさらなる武器調整も予定されています。
ユーザビリティ改善とシステム機能の拡張
快適性を高める多数の機能改善
Ver1.011では、「大集会所」や「交わりの峰 スージャ」でも休憩が可能となり、破壊された簡易キャンプの自動修復が行われます。アイテムポーチが満杯の際にも、取得アイテムが自動でアイテムボックスに送られるなど利便性が向上します。通知頻度や表示項目も見直され、より快適なプレイ環境を実現します。
食事効果の視認性向上
Ver1.011では、UIの視認性を高める調整も行われています。特に、食事効果の残り時間については、カウントダウン10分前から明確に表示されるようになり、戦闘中でも効果切れのタイミングを把握しやすくなります。
タイトルアップデート第2弾に向けた施策
今夏配信予定のタイトルアップデート第2弾では、武器の重ね着機能、発光エフェクトのON/OFF切替、フォトモードのキャラクター表示設定などが実装予定。また、セクレトや編纂者の行動に関する調整も継続され、視認性・操作性がさらに高まる見込みです。
環境生物とゲームサイクルの強化
捕獲環境生物のコレクション要素
Ver1.011では、隔ての砂原「生物調査窓口」で捕獲済み環境生物を個体ごとにプレビュー表示できる機能が追加。名称、見た目、釣魚サイズ、ウェイトなどの確認が可能で、お気に入り登録によって保管上限を超えても逃がさずに保存できます。
クエスト報酬と釣りのバランス調整
★8調査・現地調査クエストの報酬金が増加。また、ギルドポイント獲得量において一部のレア魚種のポイントが引き上げられ、バランスが見直されました。今後はより手強いモンスターや報酬システムの追加も予定されています。
安定性改善とテクニカル強化
Steam版を中心に安定性向上
Ver1.011ではVRAM使用量の最適化が実施され、VRAM不足時のクラッシュ対策も含まれています。今後のアップデートでは、Steam版におけるストリーミングテクスチャの改善など、技術面での対応も進められます。
今後の展開とディレクターからのメッセージ
継続的なアップデートとコンテンツ充実
カプコンは、今回のVer1.011にとどまらず、夏以降も複数回のタイトルアップデートを予定しています。歴戦王モンスターの追加、新装備、新アクションの実装を通じて、ゲーム体験の進化が続けられる見込みです。