Switch 2版『ステラーブレイド』開発着手が報道 シフトアップは否定せず

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韓国メディアPlayforumが、ゲーム開発会社シフトアップがNintendo Switch 2版『ステラーブレイド』の開発に着手したと報じました。報道によれば、同社はSwitch 2向けの開発者キットを入手し、初期作業に入ったとされています。一方で、シフトアップは「開発に関しては確定したことはない」との立場を明らかにしており、現時点では公式発表には至っていません。

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報道内容と企業コメントの食い違い

韓国メディアPlayforumは2025年6月18日、シフトアップがNintendo Switch 2専用の開発者向けデバイス(Devkit)を入手し、同タイトルの移植に向けた初期作業を開始したと報じました。報道によれば、開発キットには未公開のAPIやテスト用ソフトウェア、デバッグツールなどが含まれており、シフトアップはこれらを活用して、Switch 2のハードウェア特性に沿った最適化と検証作業に着手しているとされています。

一方、同報道内ではシフトアップ関係者のコメントとして「Nintendo Switch 2の開発に関しては確定したことはない」との発言も紹介されています。報道では開発の動きがあるとされていますが、シフトアップはまだ正式な決定をしていない、または公にできない段階であることを示していると考えられます。

成熟したIPのさらなる拡張戦略

『ステラーブレイド』は昨年PS5向けに発売されたタイトルで、高精細なビジュアル表現と緻密なアクション演出により高い評価を受けました。2025年6月にはPC版もリリースされ、DLSS 4やFSR 3などの最新技術を導入。ウルトラワイド対応やフレームレート制限解除なども実装され、プラットフォームごとの最適化が際立っています。

特にPC版では、ローエンド環境での安定動作が実現されたことに加え、ユーザー主導のMod文化が急速に拡大。カスタム衣装やマップ改造、演出エフェクト、パロディ系コンテンツなど多様な創作活動が盛んとなり、発売からわずか3日で100万本を販売、Steam同時接続者数は18万人(※現在は19万人に更新)に到達しました。この実績を背景に、Switch 2への対応もIP拡張の一環として注目されています。

クロスコンテンツ戦略と組織的対応

Playforumによれば、今回のSwitch 2版に向けた動きは、シフトアップのIP拡張戦略とも密接に結びついています。『ステラーブレイド』は『勝利の女神:NIKKE』などの他タイトルとのクロスオーバー展開や、DLC、グローバル向けマーケティングを通じて、単一プラットフォームに依存しないグローバルIPへの進化を遂げつつあります。

また、同日には『ステラーブレイド』の累計販売本数300万本突破を記念し、シフトアップ全社員約300名に対してNintendo Switch 2が支給されました。供給不足が続く中での早期確保は、社内報酬と開発モチベーションの向上を兼ねたものであり、外部からは戦略的な組織施策と見なされています。

報道では、こうした技術開発、コンテンツ設計、組織インセンティブが連動している点が強調されており、同社が『ステラーブレイド』を一過性の成功で終わらせず、長期的なマルチプラットフォームIPとして育成していく方針を、実務面からも示していると読み取れます。

情報元:Playforum

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