『ファイナルファンタジーXV』完成度は55%で発売時期の目処も見えてきた。体験版では全長数キロにも及ぶアダマンタイマイと戦えるやりこみ要素も!倒すには15時間もかかる!?

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『FF零式HD』への体験版付属、体験版の内容にフォーカスした最新トレーラー、実機プレイ公開、野村哲也氏から田畑端氏へのディレクター変更など、大きなニュースが目白押しで、やっと発売に向けて動き出した感のある『ファイナルファンタジーXV』。そんな『FF15』の新たなディレクターである田畑端氏のインタビューがファミ通.comに掲載されたので、掻い摘んで(というほど掻い摘めていないかも…)内容をご紹介します。

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FF15ディレクター田畑端氏インタビュー

  • <田畑氏がディレクターとなった経緯について>
    田畑氏は、2012年7月から当時のスクエニ社長和田氏から要請を受けて、『FF零式』チームごと『FF15』の開発に参加。この時期は『ヴェルサス13』から『FF15』への変更を決めるターニングポイントでもあった。田畑氏加入から半年後くらいに、『FF15』の試作版が社内で承認を受け『FF15』プロジェクトが正式に決定、E3 2013での発表に至る。

    ハードを切り替えた段階で、キャラや世界観の要点は野村哲也氏が固めており、『FF15』をナンバリング最新作として優れたゲームにするため、野村氏、開発チーム、経営ともに何度も話し合って詰めていた。故にディレクター交代による開発的なデメリットはない。

  • とは言え、ユーザー側には不安を与えるだろうから、実機プレイデモを行った。『FF零式HD』への体験版付属もそういった意図から。
  • 『FF15』「仲間」と「旅」が大事なコンセプト。このふたつを活かすためのゲームデザインを徹底的に行っている。ノクトが主人公ではあるが、仲間を含めた“パーティそのもの”を全シーンで主人公として扱うように意識。バトルもいかに仲間と協力して戦うかに主眼を置いている。
  • アクションバトルは攻撃や防御が流れるように繋がる(実機プレイデモで、攻撃も防御もボタンを押し続けるだけでいいとの説明あり)。仲間とのさまざまな連携が自動で発生するパーティー連携システムや、ワープ、魔法などの特殊能力を駆使して戦う。戦闘中にも味方の作戦変更、武器セット変更が可能で、それにより戦い方が変化する。
  • 武器セットとは、カードゲームのデッキのようなイメージ。あらかじめセッティングしておいた武器の中から状況に応じて最適なものを選び攻撃してくれる。
  • 魔法はなるべくリアルにしたい。ファイアで炎上すると、その周囲にいる敵も熱がって逃げるなど。
  • 天候や時間といった概念も取り入れている。
  • 体験版『エピソードダスカ』は、物語の序盤で訪れるダスカ地方を舞台に展開。いくつかのシステムが開放される上、かなり盛り上がる要素が含まれている。オープンワールドのフィールドで、車でドライブしながら世界を巡れる場所でもある。降車して徒歩で移動したり、バトルを楽しむことも可能。
  • 体験版は通常のプレイで約1時間くらい(TGSステージでは、体験版にはダンジョンもあり、それらの攻略も含めると3~4時間のプレイボリュームとの説明あり。徒歩で移動すればもっとかかるとも)。
  • 『FF15』にはメインストーリーとは直接関係のないダンジョンがあり、強敵が大量に登場する。本筋からは逸れる寄り道なので、難易度容赦なし。かなりやり込まなければ攻略は難しい。なお、ダンジョン内の強力なモンスターたちは夜になるとダンジョンの外に出てきて徘徊を始める。
  • 世界は“陰と陽”というコンセプトで分かれている。陰には凶悪なモンスターが配置されており、プレイヤーに殺意を持って積極的に襲いかかってくる。陽の敵は逆で近づいても攻撃してこない。
  • 体験版でも時間や天候の概念あり。ゲーム内は1日が現実世界の30分程度。天候は雨以外にも色々と検討しており、ステータスに影響を及ぼしたりもする。
  • 体験版のやりこみ要素として「アダマンタイマイ」とのバトルが可能。全長数キロにも及ぶという常軌を逸した超大な敵で、どの部位を攻撃してもダメージは与えられるものの、倒すにはゲーム内時間で30日(リアル時間に換算すると15時間!?)くらいかかるのでは?とのこと。
  • 主人公たちが食事を摂るCGは『FF15』を象徴するすごく重要な画。詳細は伏せるが、ドラマ的にもみんなで食事をするということはすごく大事。
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  • 体験版でもSHARE機能は使える。リモートプレイは未定だが、製品版ではどちらにも対応する。データ引継は、製品版にさまざまな制約がかかってしまうため行わない。
  • だいたいこのあたりまでに完成するだろうという開発完了の目処が見えてきた。進捗は55%くらい。要素は体験版を出せる程度には組み上がっており、あとは物量をどうねじ伏せていくかというところまで来ている。どんなゲームになるかという意味では、計画上99%は決定している。

関連リンク
 ・ファミ通

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