先日、最後の参戦ファイターとして『キングダムハーツ』主人公「ソラ」が配信となり、約3年にも及ぶDLC展開が終了した『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』。そんな同作をはじめ、シリーズを通してディレクターを務めている桜井政博氏の特別インタビューがファミ通最新号に掲載されており、その一部内容が明らかとなりました。
ゲームよりどりサブカルみどりパークの抜粋によると、インタビューの中で“『スマブラ』次回作を作ることは可能か?”と訊かれた桜井氏は「ムリですね!ムリ、ムリ!」と回答し、シリーズ集大成といえる大ボリューム作品『スマブラSPECIAL』の開発を終えたばかりの現状としては、当然とも取れる反応を見せました。そして「続編は考えていない。毎度考えていない。しかし、これでスマブラは最後ですとは言い切れない」と続けています。なお、文脈は不明ですが「ユーザーをがっかりさせる行為をしてまでスマブラを出すべきなのかは考える必要がある」という発言も確認されています。
また、「スマブラを私抜きで制作するのは、今のところ道筋が見えない」としたうえで、「正直人に任せたいと思っていて、実際に試したこともあるが、うまくいっていない」という裏事情を吐露。「シリーズを継続するのなら私と任天堂でやり取りを行い、どうすれば成功するのか議論しなければ。真剣に考えるべき議題」であると述べています。
さらに、桜井氏自身の今後については「しばらく潜むことになるかと。私のことは忘れてもらっているぐらいの方がよいかも」「そのままフェードアウトしないよう気をつけます」とし、しばらくの間は表舞台から姿を消すことを明らかにしています。