2025年6月18日、セガサミーホールディングスが投資家向けに公開した資料「マネジメントミーティング2025」で、同社の人気ゲームタイトルの詳細な売上データが意図せず見えてしまう状態になっていたことが分かりました。
資料の25ページでは、販売本数のデータが灰色のブロックで隠されていたのですが、PDFファイルの特性上、文字をマウスで選択すると隠れている文字をコピーできる状態になっていました。これにより、『龍が如く8』『ペルソナ3 リロード』『ソニック フロンティア』など11タイトルの詳しい売上数字が明らかになりました。
明らかになった売上データ
最新作の売上はどうだった?
『龍が如く8』
- 2024年度:118万本、2025年度:48万本
- 合計:166万本
今年1月に発売された『龍が如く8』は、発売年度内に118万本を売り上げました。
『ペルソナ3 リロード』
- 2024年度:122万本、2025年度:85万本
- 合計:207万本
今年2月に発売された『ペルソナ3 リロード』は、発売直後に「1週間で100万本突破」という発表がありましたが、その後も順調に売れ続けて200万本を超えていることが分かりました。
驚きの大ヒット作品
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の大成功
- 合計:725万本(リマスター版含む)
- 2025年度だけでも175万本を販売
2019年に発売された『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が、なんと725万本という驚異的な売上を記録していることが判明しました。これは、2023年にPlayStation以外のゲーム機(Nintendo SwitchやXbox、PC)でも遊べるようになった効果が大きいと考えられます。
特に驚くべきは、発売から6年たった2025年度でも175万本も売れていることです。これは、継続的な宣伝や価格を下げたセールなどが効果を上げていることを示しています。
『ソニック フロンティア』も好調
- 合計:457万本
- 発売初年度(2023年度)に320万本を売り上げ
2022年11月に発売された『ソニック フロンティア』は、ソニックシリーズ初の3Dオープンワールドゲームとして話題になりましたが、実際に450万本を超える売上を記録していました。
その他の人気タイトル
継続的な収益源となるタイトル群
- 『Total War: Three Kingdoms』:321万本
- 『Team Sonic Racing』:350万本
- 『龍が如く7 光と闇の行方』:286万本
これらのタイトルは発売から数年経った今でも売れ続けており、セガの安定した収入源となっていることが分かります。特に『龍が如く7』は、シリーズの前作として286万本という好成績を記録しており、続編の『龍が如く8』(166万本)と比較すると、新作がまだ発売から1年半程度ということを考慮しても、前作の人気の高さがうかがえます。
比較的新しいタイトル
- 『ソニックスーパースターズ』:243万本
- 『真・女神転生V』(Vengeance含む):211万本
情報元:Gematsu