ゲーム市場調査会社Sensor Towerが公開した最新の分析によると、発売後30日以内に50万本以上を販売した新作ゲームは、前年の55本から76本へ増加した。その増加分21本のうち、実に20本をインディースタジオによる作品が占めていたことが明らかになった。
調査では、2024年9月~2025年8月と2025年9月~2026年8月に発売されたSteam・PlayStation・Xbox向け有料ゲームを比較。Sensor Tower Video Game Insightsの推計によると、初月50万本以上を達成したインディー作品は13本から33本へと2倍以上に増え、ヒット作全体に占める割合も24%から43%に上昇した。一方、AA作品は15本で変わらず、AAA作品は27本から28本へとほぼ横ばいだった。
販売規模でもインディーの躍進は際立っている。該当するインディー作品群の発売後30日間の販売本数は、前年の3,190万本から6,990万本へ119%増加。ヒット作全体の販売本数に占めるシェアも26%から38%に拡大した。
その牽引役となったのは、低価格のオンライン協力・パーティーゲームだ。Sensor Towerが「friendslop」と分類するこれらの作品には、初月1,330万本を販売した『MECCHA CHAMELEON』や、790万本を記録した『How to Fish』などが含まれ、インディー作品群の初月販売本数の46%を占めた。
しかし、ヒット作の増加数で見ると事情は異なる。インディー作品の純増20本のうち、協力・パーティー系は5本から9本への増加にとどまり、純増は4本。それ以外の新規IPが7本から18本へ11本増え、続編も1本から6本へ5本増加した。『Escape from Duckov』『Dispatch』『Megabonk』といった新規IPに加え、『Slay the Spire 2』『Hollow Knight: Silksong』などの続編もヒット作の拡大に貢献している。
インディー以外も含めると、新たなシリーズの第1作として発売され、初月50万本を突破した作品は21本から40本へ増加し、ヒット作全体の53%を占めた。これとは別に、完全な新規IPという区分では35本がヒット作に該当し、そのうち27本をインディースタジオが手がけていた。
こうしたインディーの成長に対し、AAA作品が販売不振に陥ったわけではない。AAA作品群の初月販売本数も前年比38%増の8,780万本に達しており、『Battlefield 6』『EA SPORTS FC 26』『ARC Raiders』などが上位を占めた。販売本数シェアは53%から48%へ低下したものの、販売本数自体は増えている。





















