小島監督の新作『PHYSINT』主演俳優が「8時間分の物語」に言及。「映画であり、プレイヤーが操作する世界でもある」と語る

Physint_260921

小島秀夫監督が手がける新作スパイアクションゲーム『PHYSINT』について、主演俳優のビル・スカルスガルド氏が「8時間分の物語」に言及した。

11月5日配信のポッドキャスト「Happy Sad Confused」で、スカルスガルド氏は小島監督について、映画にも精通したゲーム界の作家だと称賛。そのうえで、現在の小島監督が取り組んでいるのは新しいメディアの創造だとし、「映画であり、8時間分の物語を描く。しかし同時に、プレイヤーが操作する一つの世界でもある」と説明した。

さらに、技術の進歩によって、フォトリアルでありながらインタラクティブな体験の実現に近づいていると指摘。小島監督を、未踏の領域へ挑み続ける先駆者と評した。なお、今回の「8時間」は物語の分量についての発言であり、ゲーム全体のプレイ時間やカットシーンの総尺が明らかになったわけではない。

スカルスガルド氏が小島監督に強い思い入れを持つのには、長年のファンとしての背景もある。初代PlayStationの『メタルギアソリッド』からシリーズを遊んできたといい、小島監督が生み出す緻密な設定や作品世界だけでなく、監督自身が持つ神秘性や魅力にも強く惹かれていたという。そのため、『PHYSINT』への出演は自身にとって非常に大きな意味があると語っている。

かつて『メタルギアソリッド』の映画化が話題になった際には、小島監督自らが映画を撮ることを期待していたという。しかし、その後本人に映画を作るつもりがあるか尋ねたところ、返ってきた答えは「ノー」だった。スカルスガルド氏は、映画的な表現とゲームならではの操作体験を融合させる小島監督の仕事を、「新しいメディアの発明」と捉えている。

実際、小島監督自身も11月2日公開のGameBusiness.jpのインタビューで、『PHYSINT』について「映画やゲームの境界を無くしたい、という狙いがあります」と明言している。

『PHYSINT』は、コジマプロダクションが開発する新作アクション・エスピオナージゲーム。2026年9月にはスカルスガルド氏が主人公役を演じることが正式発表されている。その際、小島監督は、同氏やチャーリー・フレイザー氏と行った衣装合わせ、スキャン、カメラテストを通じて、作品の方向性に大きな手応えを感じたことも明かしていた。

タイトルとURLをコピーしました