Mrs. GREEN APPLEの大森元貴氏が、“青と夏”を「復讐したくて書いた」と語った。学校で部活動や友人との青春を楽しむ人たちへの反発が背景にあり、その気持ちをあえて逆張りしてポップへ昇華し、多くの人へ届けて認められることが「いちばんの復讐」になると考えたという。さらに大森氏は、この一連の発想について、「やっぱり『ダンガンロンパ』を学生時代にやっちゃったからですね(笑)」と語っている。
この発言は、ファミ通.comで公開された、『ダンガンロンパ』シリーズなどを手がける小高和剛氏との対談で飛び出したもの。対談では、大森氏が“青と夏”を書いた当時に抱えていた感情と、それをどうポップスへ転化したのかが具体的に語られた。
大森氏は通信制高校に通っており、中学時代も学校へ行くことより曲を作ることを好んでいたという。そのため、“青と夏”で描かれるような青春を自分は経験していなかったと振り返る。部活動や友人との時間を楽しむ人たちに対しては、「へっ、なにくそ」という気持ちを抱いていたとも語った。
そうした反発から、大森氏は「復讐したくて“青と夏”を書いた」と説明する。当時の気持ちを「逆張り」してポップへ昇華し、多くの人に届いて認められることが「いちばんの復讐」になると考えたという。一見まっすぐな青春ソングに聞こえる“青と夏”だが、大森氏の説明を踏まえると、そのポップさ自体が、自身の反発を逆方向へ転化した表現だったことが分かる。そのうえで大森氏は、「やっぱり『ダンガンロンパ』を学生時代にやっちゃったからですね(笑)」と語っている。
対談前半でも、大森氏は中学生ごろにPSP版『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』に触れた経験について、多感な時期に遊んだことは「人格形成」のうえでも大きかったと振り返っている。最初は兄が遊ぶ様子を見たあと、自身でもプレイし、その後『2』『V3』まで遊んだという。
対談ではこのほか、創作において「欺くこと」と「認められること」は近しいと感じていることにも言及。“青と夏”とカップリング曲“ア・プリオリ”の温度差に触れながら、世間にはMrs. GREEN APPLEのポップな側面が先に届く一方、自身にとって「ポップであることは最大の逆張り」であり、人生観における逆張りでもあると説明した。その流れで、『ダンガンロンパ』がとても好きなのだとも語っている。
なお、“青と夏”は2018年に映画『青夏 きみに恋した30日』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、大森氏は当時、映画の世界からインスピレーションを受けて制作したと説明している。また、大森氏が同曲を「復讐ソング」と表現すること自体も今回が初めてではなく、2025年放送の『Mrs. GREEN APPLEのオールナイトニッポンGOLD』でも 本人の口から「復讐ソング」と語られていた。




