『ICEY』続編のクラファンが約9億4400万円突破、目標の4000倍超に。制作人は「もう二度とクラファンはしない」と悲鳴

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横スクロールアクションゲーム『ICEY』の続編『After ICEY』(中国名:艾希:续)のクラウドファンディングが、支援総額4000万元(約9億4400万円)を突破した。中国メディア游民星空が11月6日に報じたもので、当初設定された目標額1万元(約23万6000円)の4000倍以上にあたる。中国のクラウドファンディングサイト摩点でも4000万元超、約24万8000人の支援が確認できる。

『ICEY』は2016年に発売された横スクロールアクションゲーム。スピーディーな戦闘に加え、プレイヤーの行動に干渉するナレーターと、あえてその指示に逆らうことで展開が変化するメタ的な演出を特徴とする。発売10周年を迎える今年10月1日、前作の開発に携わった老馬克肖氏が率いる新チームが、IPの使用許諾を受けて続編のクラウドファンディングを開始した。

支援は開始直後から殺到し、初日で400万元、3日目には2000万元を突破。10月17日時点ですでに3715万元以上が集まっていた。その勢いに、制作人の老馬克肖氏は喜びとともに大きなプレッシャーを感じていたようだ。

中国メディアの報道によると、同氏は10月上旬のライブ配信で、あまりの反響に両手を合わせて懇願し、ひざまずいて頭を下げる場面まであった。「もう二度とクラウドファンディングはしない」と繰り返し、支援額の大きさから自分を過度に神格化しないでほしいと訴えたという。あくまで48元(約1130円)の小規模なゲームであり、期待が膨らみすぎれば発売後の反動も大きくなると懸念していた。

実際、当初の目標額1万元は開発に必要な資金の総額ではなかった。10月17日のQ&Aをまとめた報道によれば、クラウドファンディングを始めた理由は、ゲーム発売後にSteamの売上金が入金されるまでの期間、スタッフへの給与支払いに必要な資金を確保するためだった。当初想定していた資金需要は20万~30万元(約472万~708万円)程度で、クラウドファンディングの目標額として掲げた1万元は形式上の設定だったという。

では、集まった巨額の資金でゲームはどこまで大きくなるのか。老馬克肖氏は、支援額に合わせて作品の基本的な規模を拡張するつもりはないと説明している。

『After ICEY』のゲーム内容の枠組みは、クラウドファンディング開始前にすでに決まっていた。前作のおよそ2倍の規模を予定し、ボスは全9体。資金が増えたからといって大量の敵やボスを追加したり、開発期間を大幅に延ばしたりする方針ではない。本体価格も当初予定の48元から引き上げないという。

一方で、追加資金を活用した品質向上は進める。CGや音楽、メタ的な演出の充実を図るほか、発売後には戦闘チャレンジなどを含む少なくとも2本の無料DLCを計画。Steamワークショップへの対応も無料アップデートで提供する予定だ。

今回のクラウドファンディングでは、Steamキーに加えて、ぬいぐるみなどの物理特典を含む支援プランも用意されている。集まった4000万元には、こうした特典の製造・配送に充てる費用も含まれる。

『After ICEY』のSteam版は2027年5月1日の発売を目標としており、Steamストアページでは2027年第2四半期の発売予定と案内されている。制作人は大幅な延期を避ける意向も示しており、約束した48元のゲームを予定どおり届けることを目指している。

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