『Grand Theft Auto VI(GTA6)』の陸地面積は、『GTA4』『GTA5』『レッド・デッド・リデンプション2』のプレイ可能マップを合計した規模に迫るという。Rockstar GamesがEdge誌の取材に対して明かした。
Rockstar Northの共同スタジオ責任者Aaron Garbut氏によれば、『GTA6』では探索可能な屋内エリアが過去作より大幅に増加している。長年シリーズ開発に携わってきた同氏でさえ、いまなお初めて入る家に出くわすという。
実際、Garbut氏は取材当日の朝にも、これまで足を踏み入れたことのない家を見つけた。その家には飼い犬と家族の写真が飾られた部屋がある一方で、隣の部屋は犬に荒らされた状態で、隅には排泄物も残されていた。そこへ主人公ジェイソンが入ると、顔をしかめ、嫌悪感を示して後ずさりしたという。
注目したいのは、この反応がその家のために個別に用意されたイベントではなかった点だ。開発チームはもともと、特定の探索コンテンツ向けに悪臭へ反応するキャラクター表現を制作。その後、この仕組みをほかの場所にも適用できるよう拡張し、状況に応じて嫌悪の度合いまで変化するようにした。こうして、犬に荒らされた家という環境と反応システムが組み合わさり、その家専用の演出を用意していなくても、ジェイソンが自然に反応する場面が生まれた。
こうした作り込みはNPCにも及んでいる。Rockstarはロサンゼルスを拠点とする脚本家、ディレクター、プロデューサーの専門チームを設け、NPC一人ひとりに個性を持たせる制作を進めているという。NPCには気質や攻撃性などの特性が設定されており、現在地や目撃した出来事、プレイヤーから受けた行動によって反応が変化する。
Edge誌の実機取材では、ジェイソンが犬を連れて散歩している男性をじっと見つめたところ、男性がそれを挑発と受け取り、犬のリードを外す場面も確認された。犬はいったん逃げるジェイソンを追いかけたものの、やがて興味を失い、飼い主のもとへ戻っていった。
過去3作品の合計に迫る陸地面積を持ちながら、開発責任者自身がまだ見ぬ屋内空間に出会い、そこでは専用演出なしの反応が成立する。『GTA6』では、マップの大きさとその内部の密度があわせて押し出されているようだ。




















