マーベラスは8月24日、「牧場物語」シリーズ30周年と「ルーンファクトリー」シリーズ20周年を記念したスペシャル生放送で、『ルーンファクトリー6』の開発中映像を公開した。2023年5月の正式発表から約3年を経て、ナンバリング最新作の一端がようやく具体的なかたちで示された。
先行公開された映像は約30秒。シリーズでおなじみのモコモコが畑を離れ、大きな都市へ向かい、そこで別の3体のモコモコと合流する様子が描かれている。
「ルーンファクトリー」シリーズ最新作
『ルーンファクトリー6』
開発中の映像を先行公開🎉✨続報にご期待ください!#ルンファク20th #牧場物語ルンファク周年生放送 pic.twitter.com/02OOjaUoac
— 『ルーンファクトリー』シリーズ公式 (@RuneFactory_PR) August 24, 2026
『ルーンファクトリー6』は、今回初めて明らかになった作品ではない。2023年の「MARVELOUS GAME SHOWCASE 2023」で開発中であることが正式発表され、舞台が西の大陸アドネアになることも明らかにされていた。同発表では、のちに『龍の国 ルーンファクトリー』となる「PROJECT DRAGON」が東、『ルーンファクトリー6』が西を担う、“East and West”の2作品として紹介されている。
『6』をめぐる開発側の考え方は、正式発表以前から語られていた。ルーンファクトリーシリーズのチーフディレクター・前川司郎氏は2022年の4Gamerインタビューで、『ルーンファクトリー3』をシリーズのひとつの完成形と捉え、それ以降の作品も基本的にはその延長線上で作ってきたと説明。そのうえで、その積み重ねだけでは次のナンバリングで新しい冒険を体験してもらうのは難しく、シリーズとして「大きなジャンプ」が必要だとの考えを示していた。
ただ、ナンバリング作品でいきなり大きく変えると、ユーザーが戸惑う可能性もある。前川氏は同じインタビューで、『ルーンファクトリー6』も開発するとしたうえで、その前に非ナンバリング作品で新しい挑戦をする必要があるとも語っていた。この時点では、後に『龍の国 ルーンファクトリー』となる作品の正式タイトルはまだ明かされていなかったが、次のナンバリングに入る前に別の作品で新しい挑戦を行うという構想そのものは、すでに示されていたことになる。
その考え方は、2025年1月のファミ通.comのインタビューでさらに具体的に語られている。前川氏は『ルーンファクトリー5』について、『4』のシステムを半ば移植するようなかたちで制作したため、2Dから3Dへの変化はあっても、ゲーム体験の印象自体は大きく変わらなかったと振り返った。
そのまま『5』から『6』へ進めば、「同じような印象」のゲームになり、ゲームとしての目新しさやIPとしての新規性が薄れてしまう懸念があったという。そこで必要になったのが、前川氏が「飛躍というか、実験のような作品」と表現する、新しい試みを盛り込んだタイトルだった。その変化をいきなり『6』で行うのではなく、先に新シリーズ的な位置づけの作品を作るという考えから生まれたのが、『龍の国 ルーンファクトリー』だ。なお、『龍の国』と『6』は順番に作られたわけではなく、両作は並行して開発されているという。



