ソニーは2028年1月以降に発売するPlayStation向け新作で、物理ディスクの生産終了方針を示している。そうしたなか、PlayStationのゲーム開発部門を長年率いてきた吉田修平氏は、ディスクがなくなることが「そこまで大きな問題なのかは分からない」との趣旨を語った。
この発言は、海外メディアGamerBravesがBIC 2026で実施したインタビューの中で語られたもの。2025年1月にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を退社した吉田氏は、今回は個人の消費者としての立場から考えを述べたとしている。
吉田氏は、自身について「完全なデジタルユーザー」だとし、ディスクを管理したり、別のゲームを遊ぶたびに入れ替えたりするよりも、ダッシュボードからすぐに遊べる利便性を重視しているという。
また、物理版のソフトであっても、発売後にはパッチや追加コンテンツ、各種アップデートのダウンロードが必要になるケースが多いと指摘。そのうえで、ディスクがなくなることについては「そこまで大きな問題なのかは分からない」と述べた。
一方で、物理ディスクがなくなることで一部のユーザーが受ける影響については認めている。パッケージを収集するコレクターにとっては残念な変化であり、購入したゲームを中古で売却して次の購入資金に充てる人や、安価な中古ソフトを選ぶ人にとっても不利になり得るとの見方を示した。
価格面について吉田氏は、デジタル版の価格はパブリッシャー側が設定でき、Steam、PlayStation、Xbox、Nintendoなど各プラットフォームでは年間を通じてセールも実施されていると説明。発売直後の価格で購入できないユーザーにも、値下げを待って入手する機会は今後もあるだろうとした。
ソニーが生産終了の対象としているのは、2028年1月以降に発売されるPlayStation向け新作の物理ディスクだ。すでに発売済みの作品や、それ以前に発売されるタイトルまで一律に対象となるわけではない。




