エンターグラムは、2月21日に発売を予定しているPS4/PS Vita/Nintendo Switch用ソフト『添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~』および、同じく2月21日に発売予定のPS4用ソフト『大図書館の羊飼い -Library Party-』の体験版を配信開始しました。
『添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~』体験版
ストーリー
小鳥谷航平(こずや・こうへい)には些細な悩みがある。
近頃、「落ちる夢」を見ること。毎日続くうちに、慢性的な寝不足に陥った航平は、
昼休みを「昼寝の時間」と定め、
寝心地のよい場所を求めて学園中を散策する毎日を送っていた。ある日、はじめて訪れた屋上温室で昼寝をした航平が目を覚ますと、
見知らぬ女の子・熊倉夜明(くまくら・よあけ)が隣に寄り添って眠っていた。「うわあ!? なんで!?」
「ん……ここ、わたしの、指定席」彼女は<不登校>の問題児だった。
学園には通学しているのに、教室に顔を出すことはない。
なぜ彼女は教室に現れないのか。航平は、毎日の「お昼寝」をともにすることで、
彼女の秘密を知っていくことになる。寝心地のいい場所を探すうちにヒロインたちの秘密を知っていく航平と、
秘密を知られたことで自らを解放していく女の子たちのハートフルストーリー。
PS4体験版配信ページ
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大図書館の羊飼い-Library Party-体験版
「汐美学園を、もっともっと楽しくしませんか?」
何か悪いものでも食べたのか、彼女──白崎つぐみは言った。
前振りがあったわけでもない。それ以前に、彼女と知り合いだったわけでもない。
唐突に、白崎は言ったのだ。
「そういう話なら、生徒会に掛け合った方がいいと思うけど」
と、喉まで出かかった言葉を腹の底まで押し戻したのは、俺──筧京太郎の悪癖だった。情に棹させば流される、とは有名な小説の一節だが、しばらく後の俺の心境はまさにそれだ。
川の果てまで流れ流され、河口付近を漂っていた俺の周囲には、同じように流された奴らが集っていた。
桜庭玉藻、
御園千莉、
鈴木佳奈、
高峰一景、
そして、なぜか通りがかる、小太刀凪。
最高の読書空間だった部室は、もはや昼休みの教室と変わらない有様だ。「ええと、今日の活動ですが、カフェテリアの……」
聞き慣れた台詞を、白崎つぐみが口にする。「あ、そういえば、カフェテリアの新メニュー食べました?」
「おっ、佳奈ちゃんも気になった? あの子、可愛いよね。俺、スレンダーな子が好みでさ」
「話を逸らすな。あと高峰、鈴木はウェイトレスの話なんてしてないし、お前の好みはどうでもいい。そもそも……」
「玉藻ちゃん、話題が余計に逸れて……。ほら、御園さんがこっちを怖い目で」
「睨んでます。なので筧先輩、ここで目の覚めるようなオチを一つお願いします」
「いや、オチとか関係ないし」今日もまた、寄り道だらけの活動が始まる──