欧州のゲームパブリッシャーClear River Gamesが8月18日、スーパーファミコン用アクションRPG『天地創造』を想起させるティザー映像を公開し、ファンの注目を集めている。公開された情報は限られるものの、映像内の演出や権利表記から、何らかの続報が日本時間8月25日未明に明らかになる可能性がある。
同社が公式X(旧Twitter)に投稿した映像は約23秒。「目覚めなさい。この世界のすべての生命が、あなたの目覚めを待っています」という語りに重なるように、『天地創造』の楽曲「祈り」を思わせる音源が流れる。さらに画面下部には「(C) SQUARE ENIX / QUINTET / Kamui Fujiwara」「Published by Clear River Games」との著作権表記が確認でき、作品との結びつきをうかがわせる内容となっている。
It's time to wake up.
Watch @PixelArcadiaShw on August 24th! pic.twitter.com/nM23bySTmn
— Clear River Games (@clearrivergames) August 18, 2026
『天地創造』はクインテット開発、エニックス発売による1995年10月20日発売のスーパーファミコン向けアクションRPGだ。地球内部の世界「地裏」で暮らす少年アークが、滅びた「地表」の世界に生命を蘇らせるべく旅に出る物語で、キャラクターデザインは漫画家・藤原カムイ氏が担当した。『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』と並び、海外ではしばしば「クインテット三部作」あるいは「ガイア三部作」の一角として語られる。現在までに他機種への移植やリメイクは行われていない。
こうした反応の広がりのなかで、藤原カムイ氏本人も自身のXで言及した。「Pixel Arcadia show 言えるのは 言えないという事だけ!」と投稿し、詳細には触れなかったものの、話題を強く意識していることをうかがわせた。もっとも、この発言自体が正式発表に直結するわけではなく、現段階で内容を断定する材料にはなっていない。
藤原氏の反応が重く受け止められている背景には、同氏が『天地創造』の再評価や復活に長く関わってきた経緯がある。2021年には、ファン有志がアーカイブ配信の実現を求める署名活動を開始し、藤原氏は作曲家の小林美代子氏とともにこれを後押しした。新規イラストの公開や、作品を題材にした個展「天地創造展 アークの帰還」にも携わっており、同年11月には12,181筆の署名がスクウェア・エニックスへ提出されている。
一方で、Clear River Gamesとスクウェア・エニックスのあいだに、今回の件に結びつく既存のライセンス関係があるのかどうかは、現時点では確認されていない。
答え合わせの場となりそうなのは、レトロゲームや復刻作品に焦点を当てたデジタルショーケース「Pixel Arcadia」だ。配信は8月24日20時(CEST)開始予定で、日本時間では8月25日午前3時。長らく移植もリメイクも行われてこなかった『天地創造』だけに、もし復活が実現すれば、ファンにとって待望の瞬間となるだろう。



