『ダンガンロンパ』小高和剛氏、“泣かせたい場面”は「涙が落ちたら完成」。作り手からユーザー視点に切り替えて確かめる

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『ダンガンロンパ』シリーズなどを手がける小高和剛氏が、プレイヤーを泣かせたい場面の仕上げ方を具体的に明かした。音楽やキャラクターの表情を自ら選び、シナリオの文章を調整したうえでテストプレイを行い、作り手からユーザー視点へ意識を切り替えて、自分が実際に泣けるかを確かめるという。完成の基準は、「ほろりと涙が落ちてきたら完成」だ。

この発言は、ファミ通.comで公開されたMrs. GREEN APPLEの大森元貴氏との対談のなかで 語られた。対談では、ゲームの感情的な場面をどう作っているのかという話題から、小高氏自身の仕上げ方へと話が広がった。

小高氏が例として挙げたのは、『超探偵事件簿 レインコード』の死に神ちゃんに関する場面や、『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の終盤、そして『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』でユーザーから泣けると言われている箇所だ。そうした場面は、プレイヤーを泣かせることを意図して作っているという。

仕上げの工程も具体的だった。まず自分で音楽を選び、キャラクターの表情を選び、シナリオの文章を調整する。そうして形にした場面を自らテストプレイし、完成の基準として挙げたのが、「ほろりと涙が落ちてきたら完成」という言葉だ。この基準については「これは絶対」とも語っている。

ただし、その確認は作り手として行うわけではない。小高氏は、いったんユーザー視点に切り替えると話す。仕事として集中しすぎるのではなく、シンプルに「ぼーっと遊べる」状態でテストプレイし、自分が実際に泣けるかどうかを見るという。泣けなかった場合は、再び作り手側へ戻る。対談では大森氏から、その場合は原因を突き詰めて直していくのかと問われ、小高氏もそうだと答えた。どこが原因で泣けなかったのかを作り手の視点から考え、修正するという。

小高氏は以前から、『ダンガンロンパ』のころから人の感情を揺さぶり、「泣ける」ことを重視してきたと語っている。また、2022年の「エンジニアtype」のインタビューでも、「 自分がユーザーだったら」という目線で作品を繰り返し確認する制作姿勢を明かしていた。今回の対談では、そうした“泣ける”場面を、自分自身が実際に泣けるか確かめながら仕上げていることまで明かしている。

画像出典:小高和剛氏のX投稿

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