Phoenix Game Productionsは、新作一人称アクション『Tokyo Underground Killer』を、既報のPC(Steam)版に加えて、PlayStation 5およびXbox Series向けにも展開すると発表しました。リリース時期は2025年第3四半期を予定しています。PC版では現在、「Steam Next Fest: June 2025 Edition」にて体験版が配信中です。
舞台はネオンに彩られた近未来の東京。血液を原動力とする刀とスキルを駆使し、狂気の殺人者たちが跋扈する裏社会を潜行します。
血の力で抗う東京の悪夢
暗黒都市での斬撃と生存のスリル
本作は、「コバヤシ」と呼ばれる殺し屋の視点で展開されます。彼は“シンジュク・ヴァンパイア”として知られ、東京の裏社会で暗躍する存在です。彼の武器は血で動く刀と「ブラッドスキル」と呼ばれる特殊能力。敵を倒して血を吸収することで、体力と能力を回復しながら戦いを進めます。
敵として登場するのは、日本の鬼を模した異形の集団。慈悲無き刀によって、敵を突き、斬り、時に躱しながら暗殺任務を遂行する戦闘が展開します。
アップグレード可能なアビリティツリーも搭載されており、新たなスキルの開放を通じて、戦術の幅が拡張されます。
奇妙で鮮烈な“東京”の夜に潜むもの
新宿・秋葉原・渋谷を再構成した幻想都市
舞台となるのは、ネオンライトに包まれた未来的な東京です。新宿・秋葉原・渋谷といった実在の地名をもとにしながらも、どこか歪んだ異世界として描かれています。探索可能なエリアには、奇妙な構造と混沌が同居し、非現実の都市像が濃密に表現されています。
任務の合間には、新宿のアパートでの休息や、街中での買い物、さらにはミニゲームなども用意されています。殺伐とした日常の中に垣間見える平穏が、全体のトーンに緩急を与えています。
また、本作の物語は、漫画家Hans “Heavy Metal Hanzo” Steinbach氏による2Dコミックとして描写されます。強烈なキャラクター造形と過剰なまでの演出が、ゲーム全体にアンダーグラウンドな美学を注いでいます。
音楽面では、Andrew Hulshult氏が手がける2時間以上のオリジナルサウンドトラックが用意されています。電子音楽を基調としたこの楽曲群は、狂騒的な世界観の一端を担っています。