ホラー釣りADV『DREADMOOR』、パブリッシャー提携を発表。『Metro』『DREDGE』影響の期待作、2026年Q4発売へ

2025年10月30日、インディー開発スタジオのDream Dockは、開発中の新作『DREADMOOR』に関して、パブリッシャーのDigital Vortex Entertainmentとグローバルな販売契約を締結したことを公式に発表しました。本作はPC (Steam) 向けに、2026年第4四半期の発売が目標とされています。今回の提携により、世界中のプレイヤーへ向けて開発体制が強化されることになります。

新パブリッシャーとの提携でグローバル展開を本格化

今回新たにパブリッシャーとして提携したDigital Vortex Entertainmentは、『Atomic Heart』や『Lost Ark』、『PUBG Battlegrounds』といった著名タイトルに関わった経験を持つ業界ベテランで構成される新興企業です。開発元であるDream DockのCEO、Rostislav Fedorov氏は今回の提携について、「開発規模を拡大し、『DREADMOOR』の狂気を世界中のオーディエンスに届けることができる」と述べ、作品のビジョンをさらに高いレベルで実現することへの期待を語っています。

また、Digital Vortex EntertainmentのCEO、Alex Izotov氏も「ラブクラフト風ホラーとポストアポカリプスサバイバルの見事な融合に魅了された」とコメントしており、本作が持つ独自のプロジェクトとしての力強さを高く評価しています。両社のパートナーシップは、本作を世界的なIPへと成長させるための強力な一歩となりそうです。

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『DREDGE』や『Metro』に影響受けた一人称視点ホラー

『DREADMOOR』は、核戦争後の荒廃し水没した世界「水没の地」を舞台とする、一人称視点のホラー・フィッシング・アドベンチャーです。プレイヤーは漁船を駆り、忘れられた土地の謎を解き明かしながら、危険な水域で生き抜くことを目指します。開発チームは本作が『DREDGE』、『Metro Exodus』、『Resident Evil』といったタイトルからインスピレーションを受けたと公言しており、これらの要素を独自に融合させた独創的なゲーム体験が期待されます。

シネマティックなストーリーテリングと心理的な緊張感を重視した作風が特徴で、プレイヤーはただ魚を釣るだけでなく、不気味で危険な世界を探索する没入感を味わうことになります。美しいながらも退廃的な世界で、どのような物語が紡がれるのか注目されます。

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釣り・探索・クラフトが融合したサバイバル体験

本作のゲームプレイは、釣り、探索、クラフト、そして戦闘という複数の要素が深く結びついています。釣りでは100種類以上にも及ぶ危険で希少な生物が待ち受けており、釣った魚が船倉で共食いを始めるなど、一筋縄ではいかないシステムが導入されています。釣果は謎めいた商人と取引するための重要な資源となります。

また、廃墟や洞窟、沈没船といったロケーションを探索することで、がらくたや古い設計図などの貴重な資源を発見できます。集めた資源は、ルアーや銛（もり）、医薬品といった生存に不可欠なアイテムを製作するために使用します。放射線と闇が生み出した変異生物との遭遇も避けられず、あらゆる行動が死と隣り合わせのサバイバルとなるでしょう。

Steamで4万件超のウィッシュリスト、上位600位内にランクイン

『DREADMOOR』は、2025年4月の発表からわずか10日でSteamのウィッシュリスト登録数が4万件を突破するなど、発表当初からコアなゲームファンの間で高い注目を集めてきました。現在も大規模なマーケティングを行わずにSteamのウィッシュリストランキングで上位600位以内を維持しており、そのポテンシャルの高さがうかがえます。

今回のパブリッシャー提携の発表は、2026年第4四半期という発売目標に向けた開発が順調に進んでいることを示すものです。さらに、Steamストアページでは日本語のインターフェイスと字幕への対応も明記されており、日本国内のホラーゲームやサバイバルゲームのファンにとっても見逃せない一作となりそうです。

まとめ

今回パブリッシャー提携が発表された『DREADMOOR』は、ホラー、釣り、サバイバルという要素を独創的に融合させた期待の新作です。開発体制の強化により、2026年の発売に向けてプロジェクトは新たなフェーズへと進みます。今後の続報に期待しつつ、気になる方はSteamストアページでウィッシュリストに登録してみてはいかがでしょうか。