『エンダーリリーズ』岡部D、メトロイドヴァニアは「どれも同じ」。舞台やグラフィックの違いも「差分でしかない」

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『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』『ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist』でディレクターを務めた岡部佳祐氏が、現在のメトロイドヴァニアについて「どれも同じ」とする自身の見方を語っている。

これは9月に開催されたイベント「The Tenth Mosaic」で、『NieR』などで知られるヨコオタロウ氏との対談で語られたもの。『ENDER MAGNOLIA』でやり残したことをやり切ったのかと尋ねられた岡部氏は、いわゆるメトロイドヴァニアと呼ばれる探索型アクションRPGについて「結構やりきった」と回答。世に出ている作品を見ても、「やりきってると思うタイトルしか出てないと思います」と続けた。

岡部氏が具体例として挙げたのは、ハイジャンプ、ダブルジャンプ、床や壁の破壊、フックショットといった探索を広げるアクションだ。こうした「同じ機能」がすでにどのメトロイドヴァニアにも入っており、あとは舞台が日本なのか中世ヨーロッパなのか、グラフィックが写実的なのかといった「差分でしかない」としたうえで、「どれも同じなんです」と語っている。

こうした状況から岡部氏は、現在はゲーム自体が過渡期にあり、「アクションのアイデアはもう無くなってきているのかな」と感じるところがあるという。

この問題意識は今回初めて示されたものではない。岡部氏は2025年2月のヨコオ氏との別の対談でも、『ENDER MAGNOLIA』では前作での反省や、できなかったことを出し切ろうとしたとしたうえで、「メトロイドヴァニアもそうですが、横スクロールのアクションゲームでできることの幅がもう残されていないと思うんです」と話していた。

さらに『ENDER LILIES』を企画した当時については、メトロイドヴァニアには「システムはほとんど『メトロイド』で見た目が変わっただけ」と感じる作品も多かったため、独自性の部分で勝負できる余地があると考えていたことも明かしている。

今後ゲームを作るなら別ジャンルに挑戦したいかというヨコオ氏の問いに、岡部氏は「気持ちとしてはまさにそうです」と回答。一方で、『ENDER LILIES』がヒットしたことで、自分たちが「売れたタイトルにある程度紐付けられている」現状もあるとして、「だから、さてこれからどうしよう……という感じです」と語っている。

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