カプコンは2025年6月7日、「Summer Game Fest 2025」にてシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)』を発表しました。本作は『バイオハザード9』に相当し、2026年2月27日にPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに発売予定です。壊滅したラクーンシティを再訪する本作では、新たな主人公「グレース・アッシュクロフト」の物語が描かれます。
また一部の海外メディアやファンの間では、このグレースというキャラクターが、過去作『バイオハザード アウトブレイク』の登場人物「アリッサ・アッシュクロフト」と何らかの関係があるのではないかという見方も浮上しており、シリーズの歴史に新たな連なりが加わる可能性にも注目が集まっています。
発表の詳細
タイトルと発売日
- タイトル:バイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)
- 発売予定日:2026年2月27日
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S
- ジャンル:サバイバルホラー
- プレイ人数:1人
第1弾トレーラー
ゲーム内容の特徴
舞台:壊滅したラクーンシティ
本作の舞台は、かつてゾンビの感染拡大を防ぐため米国政府によって核爆発で封鎖された都市「ラクーンシティ」です。トレーラーでは崩壊した市街地や瓦礫に覆われた施設などが映し出され、壊滅後の都市で展開されるサバイバルの緊張感が表現されています。
主人公「グレース・アッシュクロフト」と物語の焦点
本作の主人公はFBI所属の女性捜査官「グレース・アッシュクロフト」とされ、物語は彼女が“母親の殺害現場”を調査するところから始まります。トレーラー内では、彼女が過去のフラッシュバックに苦しむ描写があり、その精神的トラウマが物語の重要な軸になることが示唆されています。
また、FBIの同僚と思われる人物との会話シーンなどから、事件の背景には複雑な構図があると考えられます。
「アッシュクロフト」の名に宿る意外な接点
スピンオフ作品との連続性の可能性
複数の海外メディア(WellPlayed、Rock Paper Shotgun)では、グレース・アッシュクロフトという名が、過去作『バイオハザード アウトブレイク』に登場する「アリッサ・アッシュクロフト」との関連を示唆していると報じています。アリッサはラクーンシティの新聞記者として登場し、同市の壊滅を生き延びた数少ないキャラクターの一人です。
両者が同じ姓を持つことから、一部では「娘」「姪」「孫」などの血縁関係がある可能性があると考えられています(※現時点で公式な明言はありません)。
この可能性が事実であれば、スピンオフ作品のキャラクターの親族を本編ナンバリングの主人公に据えるという、シリーズでも異例の試みとなります。グレースがラクーンシティの記憶に苛まれている点も、アリッサの過去と何らかの形でつながる設定である可能性が指摘されています。
開発体制と技術情報
- エンジン:REエンジン
- 開発:カプコン 第1開発部
- ディレクター:中西晃史氏