台湾のEntertainment Software Rating Informationサイトに、Switch 2向けの「Devil May Cry 5: Devil Hunter Edition」が登録された。Nintendo Everythingの報道をもとにVGCが伝えている。カプコンは2026年3月27日時点で、『デビル メイ クライ 5』のSwitch 2版を公式には発表していない。同作はカプコンの2025年度上半期で最も売れたタイトルであり、同社が掲げるコアIP育成方針との関連にも目が向く。
台湾レーティング機関への登録
VGCによると、台湾のレーティング機関がSwitch 2製品として「Devil May Cry 5: Devil Hunter Edition」をリストに掲載した。同機関では過去にも正式発表前のタイトルが掲載され、後日公式に確認されたケースがある。
カプコンはこの件について何も発表していない。『デビル メイ クライ』シリーズは初代から3作目までがNintendo Switch向けに移植されているが、『デビル メイ クライ 5』がNintendoプラットフォームに登場したことはない。
コアIP育成方針と『ロックマン』新作発表の流れ
カプコンは2025年12月の統合報告書2025で、『デビル メイ クライ』、『ロックマン』(Mega Man)、『逆転裁判』(Ace Attorney)を、『バイオハザード』(Resident Evil)や『ストリートファイター』(Street Fighter)、『モンスターハンター』(Monster Hunter)と並ぶ「コアIP」へ育てる方針を打ち出した。
その数日後、カプコンは2027年発売予定の横スクロールアクション『ロックマン:デュアル オーバーライド』を発表した。育成方針の提示から間を置かず対象IPの新作が動いた。同じ方針の対象である『デビル メイ クライ』にも注目が集まる理由はここにある。
7年前の作品がカプコン最売れタイトルに浮上した経緯
『デビル メイ クライ 5』は2019年3月8日にPS4・Xbox One・PCで発売された。2020年11月にはPS5・Xbox Series X|S向けSpecial Editionが続いた。カプコンの公式IR資料によれば累計販売本数は1,000万本を突破しており、同社は「リピートタイトルとして長期的に販売を拡大」した成果と位置づけている。
VGCによると、同作は頻繁なセール施策にも支えられ継続的に売上を伸ばした。2025年度上半期には『モンスターハンターワイルズ』(Monster Hunter Wilds)を上回り、カプコンで最も売れたタイトルになった。発売から約6年で看板シリーズの最新作を超えた格好だ。
商業的な復調を支えたのはゲーム単体の販売だけではない。2025年4月3日に配信が始まったNetflixアニメ『Devil May Cry』はグローバル初週で530万ビューを超えた。カプコンの公式IR資料では「Shows|English」カテゴリーランキング4位に入ったと報告されている。カプコンはこのアニメ展開を「ワンコンテンツ・マルチユース戦略」の一環と説明している。シリーズ累計出荷本数は2025年3月31日時点で3,300万本に達した。IP全体の商業基盤が厚みを増すなかでの台湾レーティング登録だ。



