『FF7』リメイク三部作に10年以上携わる浜口直樹氏、完結への手応えと今後の展望を語る

ff7-rebirth_251105 (2)

スクウェア・エニックスで『ファイナルファンタジーVII』リメイク三部作のディレクターを務める浜口直樹氏が、スペインのゲーム情報メディアNintenderosのインタビューに応じ、リメイクプロジェクトのこれまでの歩みと、完結後を見据えた構想について語った。

浜口氏はこれまで、『FFXIII』のリード・カットシーンプログラマー、『FFXIII-2』のリード・アプリケーションプログラマー、『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』のメインプログラマーを歴任。『メビウス ファイナルファンタジー』ではプロジェクトリーダーを務め、『FFVII リメイク』には立ち上げから関わり、共同ディレクターとして1作目を支えたのち、2作目『FFVII リバース』および現在開発中の完結編ではディレクターを務めている。現在はスクウェア・エニックスの執行役員として、社内開発スタジオ「クリエイティブスタジオ1」のスタジオヘッドも兼任している。インタビューでは、リメイクプロジェクトの完結を目前にした手応えとともに、今後はスタジオヘッドとして監督する作品が増えていく可能性にも言及した。

スポンサーリンク

プログラマーからディレクターへ ― キャラクターとの10年

リメイクプロジェクトに携わって10年以上。三部作の終着点が視野に入った今、浜口氏は強い達成感を覚えているという。各タイトルを一歩ずつ積み重ねてきたからこそ、三部作のフィナーレに自信を持って臨めると語った。

Nintenderosのインタビューでは、好きなキャラクターを問われた浜口氏が、特定のキャラクターを順位づけることは避けたいと説明。10年以上プロジェクトに関わる中で、キャラクターについて考えたり向き合ったりする時間が、実の家族と過ごす時間を上回っているのではないかと感じる瞬間があるとし、キャラクターたちは個別に切り離して考える存在ではなく、家族に近い大切な存在になっている、という趣旨を語っている。

なお、GamesRadar+の別記事では、浜口氏が主人公クラウドへの特別な親近感にも触れている。2025年1月の記事では、好きなキャラクターとしてクラウドを挙げ、長年の開発を通じてほぼ家族のような存在になっているという趣旨を語っていた。また、同年11月の記事では、実際の家族の誰よりもクラウドの背中を見ている時間のほうが長いと思うと述べ、クラウドに強い共感を抱いていることも明かしている。

スタジオヘッドとしての責務、そして今後のプロジェクト展望

浜口氏が担うのは、ゲームディレクターとしての役割だけではない。クリエイティブスタジオ1を率いる立場でもあり、自身が直接指揮を執る作品以外にも、スタジオヘッドとして監督するプロジェクトが今後増えていく可能性にも触れた。

将来のビジョンについて、浜口氏は、『FFVII』の世界観やキャラクターをさらに深く掘り下げてほしいというファンの期待に応えたいと語る一方で、『ファイナルファンタジー』シリーズ全体の可能性を次世代に向けて広げていく必要性にも触れている。そのすべてを同時に成し遂げるのは容易ではないとしながらも、これまでにない新しくユニークな体験を求める声があるならば、クリエイターとしてその挑戦に応えていきたい――そう意欲を示している。

出典

※浜口氏の経歴をはじめ複数の誤りがあったため訂正。また、記事全体を読みやすくリライトしました。

タイトルとURLをコピーしました