須田剛一氏が、自身の師匠について「僕に師匠がいるとすれば三上さんかもしれません」と語った。指しているのは、カプコン出身で『バイオハザード』シリーズなどで知られる三上真司氏。『ROMEO IS A DEAD MAN』の発売記念としてAUTOMATONが組んだ、上田文人氏との対談での発言だ。
ヒューマン時代に『ファイヤープロレスリング』シリーズでデビューした須田氏は、シリーズの生みの親である増田雅人氏を「師匠というよりは生みの親であり、大先輩」と位置づける一方、グラスホッパー・マニファクチュア設立後に手がけた『killer7』では、三上氏から直接アクションゲームの基礎を教わったといい、両者への言葉の使い分けにその重みの違いがにじむ。
三上氏に教わったのは「フレームの感覚」だった。それまでアドベンチャーゲームの時間感覚しか持っていなかった須田氏にとって、アクションゲームの時間感覚はまったく異質なもの。三上氏が目の前で調整をかけるたびに「スパンスパンとハマる」のを見て、驚いたと振り返る。
その経験は須田氏一人の記憶に留まらず、会社の血肉にもなっている。グラスホッパー・マニファクチュアの古いスタッフには、三上氏とともに『killer7』を作った人物がおり、須田氏は「三上さんとカプコンのノウハウのようなものが息づいている」と語った。



