『SHINOBI 復讐の斬撃』DLC3体の人選は「かわいすぎるIP除外」と世界観マッチで決まった

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『SHINOBI 復讐の斬撃』のDLC「セガ ヴィランズ ステージ」に、真島吾朗・Dr.エッグマン・デスアダーの3体が参戦した。人選の理由を、開発元Lizardcubeのベン・フィケ氏(クリエイティブディレクター兼CEO)とセガの寺田貴治氏(シニアディレクター)が電ファミニコゲーマーのインタビューで明かしている。選定の最終基準は「世界観に合うか」と「かわいすぎるIPは外す」という二重のフィルターだった。

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ボス撃破の忍法が本編に持ち帰れるDLCの仕組み

DLCは本編とは別軸の世界で展開される。メインストーリーの雰囲気は据え置きのまま、セガIPのボスと戦える構成だ。

各ボスを倒すと忍法が手に入る。デスアダーからは敵のアーマー(防御)を崩せる「ゴールデンアックス」、真島吾朗からは「分身」が得られる。いずれも本編に持ち帰って使える。ボス戦が一回きりのイベントで終わらず、プレイヤーの手札が増える設計になっている。

各IPチームからのフィードバックは熱量が高く、寺田氏によると調整は開発の終盤まで続いたという。

「かわいすぎるIP」は最初に外れた

3体の選定には関門がある。ベン氏は「あまりにもかわいすぎるIPは見送りました」と語っている。最終的には「『SHINOBI 復讐の斬撃』の世界にうまくマッチするかどうか」が基準になったとも述べた。刀と血で構成された世界観に合わないキャラクターは、人気があっても候補から落ちる。

残った3体にはそれぞれ理由がある。ベン氏によると、『龍が如く』はアーバン(都会的)な雰囲気が本作の世界と重なる。Dr.エッグマンはセガのヴィランの象徴で、デスアダーも持ち前の残忍さがこの世界に合うという。

そのうえで、選定で最も重視されたのはマーケティングではない。

「しかしながら選定した基準としては「描いていて楽しいか」「キャラクターとしてかっこいいか」という点が大きいですね。」「マーケティングを意識した視点だけでキャラクターを選ぶのではなく、自分自身も楽しめる要素を見出して仕事に取り組めば、その楽しさが作品をとおしてプレイヤーにも伝わると信じています。」 ——ベン・フィケ氏、Lizardcubeクリエイティブディレクター兼CEO / 電ファミニコゲーマーより

描いて楽しくてかっこいいことが入口で、世界観に合うことと、かわいすぎないことが出口。この二重フィルターで3体に絞られた。

「98%がLizardcubeの趣味」——セガが委ねた裁量

LizardcubeはセガのレトロIP復刻で実績があるスタジオでもある。『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』のリメイクや『ベア・ナックルIV』の共同開発を手がけてきた。

「セガからも選んでほしいキャラクターのリクエストはありましたが、結果的に98%ぐらいがLizardcubeの趣味です(笑)。」 ——寺田貴治氏、セガ シニアディレクター / 電ファミニコゲーマーより

セガ側のリクエストもゼロではなかったが、寺田氏の言葉どおりなら人選のほぼ全体がスタジオの裁量で決まっている。パブリッシャーが開発元に大きく委ねたことで、マーケティングだけに頼らない選定が実現した。DLC「セガ ヴィランズ ステージ」は2026年4月3日に配信が始まっている。

※本記事は電ファミニコゲーマーの報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています

出典

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