Insomniac Gamesは『Marvel’s Spider-Man』シリーズでは流血を避けてきたが、『Marvel’s Wolverine』では血しぶき・切断・身体損傷を前に出す。EurogamerのインタビューでMarcus Smith氏は、爪を持つウルヴァリンに忠実な体験を作るなら、血と暴力を避けるのは難しかったと説明。あわせて、成熟したレーティングによって、より暗い感情や葛藤も扱えると述べている。Mike Daly氏は、血しぶきオフ、切断無効化、一部演出へのぼかしも明かした。血と損傷を強く描くだけでなく、血しぶきや切断を抑える設定も備える。
血しぶきはオフにできる。切断は無効化できる
Insomniac Gamesが手がける『Marvel’s Wolverine』では、血しぶきや切断、身体損傷を強く見せる。一方で、血しぶきオフや切断無効化といった設定もある。Eurogamerのインタビューで、クリエイティブディレクターのMarcus Smith氏とゲームディレクターのMike Daly氏が明かした。
Daly氏によると、本作では物理ベースの血しぶきをオフにできるほか、切断も無効化可能。さらに、顔面への爪攻撃など、一部の過激な固定カメラ演出にはぼかしをかけられるという。
日本語PlayStation.Blogでも、発売時にアクセシビリティオプションがあることは案内されている。ただし、血しぶきオフ、切断無効化、ぼかしといった具体的な項目は、Eurogamerのインタビューで説明されたものだ。
血しぶきや切断を強く打ち出す一方で、血しぶきオフや切断無効化といった設定も用意されている。
『Marvel’s Spider-Man』では避けていた流血を、今回はなぜ強めたのか
Insomniac Gamesは『Marvel’s Spider-Man』シリーズでは流血を避けてきたが、『Marvel’s Wolverine』では強い流血や切断、身体損傷を描いている。
Smith氏はその理由について、爪を持つウルヴァリンというキャラクターに忠実な体験を作るなら、血と暴力を避けるのは難しかったと説明。また、より高い年齢レーティングの作品になったことで、暗い感情や葛藤も描けると述べている。
血しぶきは付着し、水で薄まる。傷つくのは相手だけではない
Daly氏は、物理ベースの血しぶきが飛び散り、キャラクターに付着し、水で薄まるシステムについても説明している。
さらに、ウルヴァリンの身体には局所的なダメージが入り、傷が目の前で修復される表現もある。焦点が当たるのは、相手を切る瞬間だけではない。壊れ、修復されるローガン自身の身体も、戦いの一部として描かれる。
心停止と再起動まで含めて、ローガンの身体が扱われる
Daly氏によれば、ローガンはゲーム内で死ぬことがある。体力が尽きて心臓が止まると、ヒーリングファクターも止まるという。
怒りが十分にある場合には、アドレナリンで心臓を再起動し、体力へ変換する“last stand”のような場面があるとも説明されている。
ここで語られているのは、再生能力の強さだけではない。心停止とヒーリングファクター停止でいったん止まり、心臓を再起動して戻るところまで、ローガンの身体が描かれる。
その中心にいるローガンは、ただ荒々しいだけではない
Smith氏は、ローガンには大きな心があると語っている。Daly氏も、ローガンの物語は、心が大きいからこそ悲痛なものになると説明している。
血しぶき、切断、身体損傷、再生、心停止までを前面に出す。その中心にあるのは、ローガンの荒々しさだけではなく、“大きな心”ゆえの悲痛さだ。
『Marvel’s Wolverine』はPlayStation 5向けに9月15日発売予定。希望小売価格は8,980円(税込)。
出典
- Eurogamer「“It was going to get bloody.” Marvel’s Wolverine is violent and gory, and Insomniac knows it」
- PlayStation.Blog 日本語版「『Marvel’s Wolverine』の最新ゲームプレイ映像とストーリーの詳細を公開」



