SHIFT UPのキム・ヒョンテ氏が、『Stellar Blade』主人公イヴの身体表現について、実物衣装を使ったスキャン時に衣装に合わせてモデルを選定していたことを明かしている。
キム氏は4Gamerのインタビューで、イヴを作るうえで最もこだわった部分を問われると、「ボディ」と回答した。重視したのは、衣装によって肉が押さえられたり、紐が食い込んだり、揺れ方が変わったりする身体の表現だという。
同氏によると、イヴの衣装にはオリジナルで制作したものと、モデルに実物を着用してもらってスキャンしたものがある。後者では、食い込みなどがうまく出るよう、「衣装ごとにベストフィットなモデル」を依頼していたそうだ。
この点について、キム氏は電ファミニコゲーマーのインタビューでさらに具体的に説明している。服に合わせてスキャンするモデルの体型自体を変えており、水着では肌への食い込みが出やすいモデル、スタイリッシュな服では細身のアパレルモデルを選ぶこともあったという。ベースとなるイヴのボディラインから大きく外れない範囲で、衣装ごとに肉付きの見え方を工夫していたとしている。
また、イヴのベースモデルとして知られるシン・ジェウン氏だけでなく、こうした衣装撮影にはほかのモデルも参加していた。キム氏によれば、その人数は「7人か8人ぐらい」だという。
実物衣装を着用させてスキャンする手法自体は、発売前の2024年にも明かされていた。Game Informerのインタビューでキム氏は、衣装によって制作方法が異なると説明。3Dで制作するものがある一方、実物の服を購入してスキャンする場合もあり、とくに水着風の衣装では、服から受ける圧力で肌や肉が押し上げられたり折れたりする状態を表現するため、実際にモデルへ着せてスキャンしていたとしている。
さらに、キム氏は2025年のGameDongaのインタビューで、その理由にも触れている。3Dスキャンでは数百枚の写真を撮影してモデル化するものの、体に密着する衣装については、通常のシミュレーションだけで脂肪の分布や生地の質感によるシワまで精密に表現するには限界があると説明。そのうえで、実際に着用した状態をスキャンする方法のほうが優れていると語っていた。
なお、身体の動きについても衣装ごとの差を作っていたという。同インタビューによれば、胸や体型などの動きは衣装ごとにコントローラーを仕込み、特定の角度や動作に合うよう、一つずつ手作業で実装していたそうだ。




