『Phantom Blade Zero』55種類の武器は1種類につきモーキャプ収録約1か月。20人以上の武術家が3年間参加、ドニー・イェンのチーム15人も協力

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10月29日発売予定のアクションRPG『Phantom Blade Zero』では、主人公ソウルが使用する55種類の武器について、それぞれ約1か月をかけてモーションキャプチャを収録したという。制作には20人以上の熟練した武術家やスタント俳優が約3年間にわたって参加し、香港のアクション俳優ドニー・イェン氏のスタントチームからも15人が加わっている。

開発元S-GAMEの創設者兼ゲームディレクターを務めるSoulframeことLiang Qiwei氏は、RPGamerの開発者Q&Aで、主人公が使用する武器は1種類につきモーションキャプチャの収録に約1か月かかると説明した。Epic Games Storeの取材記事でも、ソウルが扱える55種類の武器それぞれに1か月を費やしたと紹介されている。

その収録を支えているのが、20人以上の熟練した武術家やスタント俳優だ。Liang氏によると、約3年間にわたってモーションキャプチャに取り組んでおり、上海の専用スタジオでは1階で武術家たちの演技を収録し、2階のアニメーターがデータを受け取って動きを調整。その後、開発チームへ渡す体制を整えている。パブリッシング責任者のWill Chen氏は、2023年から継続的に収録を行っているとも説明した。

ドニー・イェン氏も多くの武器のアクションについて助言や指導を行っており、殺陣のアイデアだけでなく、カンフーや剣術における動きの美しさや、技に込められた考え方も開発チームに伝えたという。Chen氏によれば、イェン氏が率いるスタントチームから15人が参加し、開発陣と協力して戦闘や武器のアクションを作り上げている。

収録は武器の種類だけでなく、使い手によっても分けられている。例えば、女性ボスが使っていた武器をソウルが獲得する場合、同じ剣技を女性と男性のスタント俳優がそれぞれ演じ、ボスと主人公で異なる動きを用意する。7人の剣士が陣形を組んで戦う場面では、実際に7人の演者を同時に動員して撮影したという。

実際のモーションキャプチャ現場を取材したAUTOMATONによると、撮影には武器を模した小道具も使用される。大きな武器は軽量に作られているため、重さを感じさせる動きは演者自身の技術で表現する必要がある。納得のいく動きが得られるまで、同じアクションを100回ほど撮り直すこともあるという。

こうして収録された動きには、多数の攻撃技やフィニッシュ技だけでなく、技と技を自然につなぐためのモーションも含まれている。Liang氏は、プレイヤーが操作しているときには膨大な動作の存在を意識せず、自然にプレイできることを重視していると説明した。

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