『ライザのアトリエ』では、ライザが3作品連続で主人公を務めた。その後は『ユミアのアトリエ』でユミアへ、続く『カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~』ではカリアへと主人公が交代している。この流れについて、ガストブランド長兼プロデューサーの細井順三氏が、作品ごとに新たな主人公を迎えていた従来の『アトリエ』シリーズのスタイルへ戻ろうとしたものだと説明した。
Inven GlobalのTGS 2026インタビューでは、ライザ三部作のあと、『ユミアのアトリエ』、そして『カリアのアトリエ』と主人公交代が続いている流れを踏まえ、次回作でも同様に主人公が変わるのかが質問された。
これに対し細井氏は、ライザが三部作を通して主人公を務めたことを踏まえつつ、もともと『アトリエ』シリーズは各作品で新しい主人公を採用してきたと説明。そのうえで現在の流れについて、「ある意味、意図的にそのスタイルへ戻ろうとした」と語った。
もっとも、主人公交代の流れについての説明は今回が初めてではない。細井氏は2026年6月のGamerインタビューでも、『ライザ』の「秘密」シリーズから入ったユーザーはユミアが再び主人公になると考えたかもしれないとしたうえで、「追憶」シリーズでは他の過去作と同様に主人公を切り替えるスタイルを取っていると説明していた。
『ライザのアトリエ』で同じ主人公を3作品続けた理由について、細井氏は2026年7月のAUTOMATONインタビューで、作品ごとに主人公を変えるとキャラクターを新たに知ってもらうための「認知コスト」が高くなると説明している。そうした理由から、「同じキャラクターで3部作を作ろう」という考えに至ったという。
一方、ライザ三部作の終了前から、同じ形式をそのまま繰り返す考えではなかった。2022年の『ライザのアトリエ3』インタビューでは、「秘密」シリーズを『アトリエ』の中でも「結構異色なシリーズ」としたうえで、次も同一主人公で3作展開するかについて「おそらく同一主人公路線の継続はしない」と発言。当時は次のシリーズが3部作になるかどうかも決まっていなかったが、「同じ展開は基本的にはあまりしたくない」とし、次は新しい主人公で新シリーズを作りたいと語っていた。




