マーベラスの新作RPG『ETERNAL ANIMA(エターナルアニマ)』の音楽制作にあたり、『ファイナルファンタジーIII』の戦闘曲が参考として挙げられていた。10月28日に公開されたファミ通の対談にて、ディレクターの樋口勝久氏が、音楽を担当するベイシスケイプの崎元仁氏へ『FFIII』のバトル曲を例に挙げながらイメージを伝えていたことを明かしている。
樋口氏が重視していたのは、何度聴いても印象に残るメロディーだったという。RPGの戦闘曲は、プレイヤーがゲームを通して何度となく耳にする楽曲だ。だからこそ、メロディーラインがはっきりしていて、あとからすぐ思い出せることを強く求めたそうだ。樋口氏によれば、崎元氏に対して明確に注文したのは、この“メロディーの強さ”の部分だったという。
その要望を受けて、崎元氏が改めて向き合ったのが、植松伸夫氏の楽曲だった。植松氏は『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめ、数々のゲーム音楽で知られる作曲家。崎元氏は対談のなかで、JRPGの音楽にはメロディーがくっきりと立っている特徴があると語っており、今回の制作では植松氏の楽曲を研究し直し、多くの人に長く愛されてきた理由を探っていたという。
もっとも、目指されたのは単純な再現ではない。そうした楽曲の魅力を踏まえつつ、ベイシスケイプならではの方法でどう発展させるかが重視されたようだ。制作初期には、樋口氏や開発チームの反応を確かめながら、慎重に方向性をすり合わせていったとのこと。結果として樋口氏は、実際に上がってきた戦闘曲について、自身の注文にぴったり合う仕上がりだったと満足感を示している。
今回の対談には、植松氏本人も参加している。植松氏は『ETERNAL ANIMA』の楽曲を聴き、昔からのゲーム音楽が歩んできた流れを受け継いでいるように感じたとコメント。その継承をうれしく感じるとともに、音楽を高く評価した。
なお、本作の楽曲制作には崎元氏を含む5人の作曲家が参加しているという。崎元氏によると、主人公ウェイドのテーマはベイシスケイプの武田氏が手がけており、明るい場面や勇ましい場面など、それぞれのシーンに応じてアレンジを変えながらも、共通のメロディーが通底しているそうだ。
『ETERNAL ANIMA』は2027年3月4日発売予定。Steam版のみ3月5日に発売される。





















