2009年にWiiで発売されたヴァニラウェアの和風アクションRPG『朧村正』。その復活作となる『朧村正怪奇譚』が実現するまでの経緯を、マーベラスの塩田誠プロデューサーが電ファミニコゲーマーのインタビューで明かした。
塩田氏によると、マーベラス社内では以前から『朧村正』を現行機で遊べるようにしたいという声があり、開発元のヴァニラウェアとも何度か話をしてきたという。今回ようやく両社のタイミングが合い、現行機での展開が実現した。
また、今回ディレクターを務める中西渉氏の熱意も大きかったという。塩田氏は「ディレクターの中西さんが大きな声で『やりたい!』と言ってくれたことも大きかったと思います」と振り返っている。
中西氏は、新人時代に原作『朧村正』のステージ設計や敵の配置、刀の命名などを手がけた人物だ。2024年のインタビューでは、原作のDLC『元禄怪奇譚』の制作にも参加し、その後『オーディンスフィア レイヴスラシル』や『ユニコーンオーバーロード』でメインプランナーを務めた経歴を語っている。
そんな中西氏は、長年にわたり『朧村正』の現行機での復活を望むファンの声を受け取ってきたといい、「自分自身、新人時代に企画として関わった作品ですので、本作への思い入れは人一倍あります。今回再び開発に携わることができて本当に幸せです」と喜びを語った。
一方、塩田氏もPS Vita版でプロモーションチームとして参加して以来、シリーズの新たな展開を望む声を繰り返し耳にしてきたという。自身もファンの一人であり、いつか実現させたいと考えていたことを明かしている。
『朧村正』は2009年のWii版発売後、2013年にPS Vita版が登場。追加DLC『元禄怪奇譚』も展開され、2014年の第4弾配信をもって一区切りを迎えた。当時、原作ディレクターの神谷盛治氏は公式サイトのコメントで、足掛け9年に及んだプロジェクトを終えることに触れ、長年支えてきたファンや開発関係者に感謝を伝えていた。
それから約12年。今回の『朧村正怪奇譚』では、原作とDLC『元禄怪奇譚』をひとつにまとめ、高画質化に加えて戦闘や探索の自由度を高める新要素も導入される。中西氏は、原作ならではの爽快な剣戟アクションや風景を眺めながら駆け抜ける冒険の気軽さを大切にしつつ、プレイヤーの遊びの幅を広げることを目指したと説明している。
『朧村正怪奇譚』はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5向けに2027年2月4日発売予定。PC(Steam)版は翌2月5日に配信予定となっている。






















