【海外レビューまとめ】『デス・ストランディング2』は何故「QoLの塊」で「メタルギアソリッド要素」満載なのか?

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前作から約6年、ファン待望の続編『Death Stranding 2: On the Beach』は、海外レビュー集積サイトのMetacriticとOpenCriticでは共に90点という非常に高い評価を獲得しました。この記事では、気になるレビュー内容をまとめ、『デススト2』がどのように評価されているのかを深堀りしてご紹介します。

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全体的な評価とスコア

まずは、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のレビュー集積サイトにおける評価をざっくりとご紹介します。

  • Metacritic では、平均メタスコアが90点を記録し、「普遍的な賞賛(Universal Acclaim)」を得ました。96%のレビューが好意的で、賛否両論の評価はわずか4%でした。
  • OpenCritic では、平均スコア90点を獲得し、同サイトで採点されたゲームの中で「99パーセンタイル」にランクインしています。
  • COGconnected – 100点
  • Dexerto – 100点
  • Critical Hits – 100点
  • GRYOnline.pl – 100点
  • IGN Brasil – 100点
  • Loot Level Chill – 100点
  • MeuPlayStation – 100点
  • Press Start Australia – 100点
  • Radio Times – 100点
  • Push Square – 100点
  • Screen Rant – 100点
  • TechRadar Gaming – 100点
  • Toisto – 100点
  • TierraGamer – 100点
  • VGC – 100点
  • WellPlayed – 100点
  • 4P.de – 95点
  • CD-Action – 95点
  • PSX Brasil – 95点
  • Areajugones – 92点
  • Hobby Consolas – 92点
  • IGN Benelux – 92点
  • Vandal – 92点
  • But Why Tho? – 90点
  • CGMagazine – 90点
  • Gamekult – 90点
  • GamePro Germany – 90点
  • Gamer.no – 90点
  • Gamereactor UK – 90点
  • Gamersky – 90点
  • Combo Infinito – 85点
  • SECTOR.sk – 85点
  • Digital Trends – 80点
  • Gamereactor Spain – 80点
  • Siliconera – 80点
  • TheSixthAxis – 80点
  • TrueGaming – 80点
  • Gamesurf – 75点
  • IGN France – 60点

まさに「QoLの塊」!前作の課題を解決し、快適性が飛躍的に向上

前作『Death Stranding』は、その唯一無二のゲームプレイと哲学的な物語で多くのファンを魅了しましたが、一部にはそのユニークすぎるシステムや、特定の要素における快適性の不足を指摘する声もありました。しかし、『Death Stranding 2』は、まさにそうした声に応えるかのように劇的な進化を遂げています。

批評家が絶賛する「劇的な改善」

CNETの批評家は、今作を「Death Stranding 2: Quality of Life(QoL)」と呼ぶべきだとまで言い切り、「コジマプロダクションはオリジナルに多くの改善を加え、奇妙な配送シミュレーションゲームを非常にリラックスできるものにした」と評価しています。

他の批評家たちも、今作が前作の基礎の上に「より大きく、より良いゲームを構築し、機能した全てを維持し、機能しなかったものを10倍改善している」と指摘しています。

主要な評価の声:

  • PlayStation LifeStyle:「初代ゲームのほぼ全ての側面を洗練させ、優れた、よく磨かれた体験を作り上げている」
  • Worth Playing:「私が思いつくほぼ全ての点でDeath Stranding 1を上回っている」
  • SECTOR.sk:「あらゆる面で満足度の高い体験であり、忘れられない冒険としてその真の可能性を最終的に実現している」

このように、ゲームプレイ全般が「よりアクセスしやすく、やりがいがあり、楽しいものになった」、「より洗練された体験」になったと、その快適性と完成度の高さが広く評価されています。

驚きの「メタルギアソリッド要素」満載!戦闘・ステルスが大幅強化

もう一つの今作の大きな特徴は、小島秀夫監督の代名詞ともいえる『メタルギアソリッド』シリーズのエッセンスが、かつてないほど強く注入されている点です。前作が「荷運びゲー」というイメージが強かったのに対し、今作はアクション要素が大幅に強化されています。

戦闘とステルスの大幅強化

Tom’s Guideは、「今回はアクションがはるかに焦点となっている」と指摘し、これが「前作からの大きな転換点」であると強調しています。

戦闘・ステルス強化への評価:

  • GamingBolt:「洗練されたステルス重視のゲームプレイ」を称賛
  • Gamersky:「配達プロセスはよりハードコアではなくなり、戦闘とステルスの両方でより豊かな可能性を提供している」
  • Gamesource Italia:「より堅固な戦闘システム」が「このIPをメタルギアソリッド化する傾向がある」

SECTOR.skは、「拡張されたゲームプレイ、新しい地域、素晴らしいプロット、そして多くのメタルギアソリッド要素が何年もの間発見されるのを待っている」と記しており、Restart.runも「Metal Gear Solidのクリエイターによって作られたことを知ってほしいゲーム」と表現しています。

これにより、プレイヤーは配達だけでなく、より戦略的でアクション性豊かな体験も楽しめるようになっています。

QoLとMGS要素が織りなす「シリーズの新たな境地」

QoLの向上とメタルギアソリッド要素の注入は、単なる個別の改善に留まらず、『Death Stranding 2』をシリーズの「新たな境地」へと導いています。

業界最高峰の評価

主要な称賛の声:

  • COGconnected:「小島秀夫が業界の巨匠としての地位を証明するゲーム」
  • Push Square:「PS5世代を代表するゲームの一つとなるであろう」「デザイン、ゲームプレイ、物語、ビジュアルの深遠な成果」
  • Gaming Nexus:「すべてのゲーマーにとって不可欠な体験」、小島監督が「唯一無二の創造的勢力」であることを証明
  • IGN Spain:「あらゆる面で前作を凌駕する続編」

LevelUpは、『Death Stranding 2』が「ビデオゲームであるだけでなく、全ての感覚を刺激する体験」であり、「ゲームが歌や演劇、映画と同じくらい感動的であることを驚くほど発見できる作品」だと語り、「小島秀夫とコジマプロダクションの革新とメディアの限界を押し広げ続ける頑固さを再確認させる」と締めくくっています。

これらQoLとMGS要素の融合は、前作の「繋がり」というテーマをさらに深く掘り下げながらも、より多くのプレイヤーに開かれた、より魅力的でダイナミックなゲーム体験を実現しています。

全員が絶賛するわけではない:一部批評家の指摘と課題

高い評価が並ぶ一方で、『Death Stranding 2』には一部の批評家から懸念点や、前作からの進化の方向性に対する異なる意見も寄せられています。

前作の「魔法」が薄れたという指摘

SavePoint Gamingは、「品質体験という点では同じであり、決して悪いことではないが、初代のようなあらゆる細部に伴う『すごい!』という要素がない」と述べています。

TheSixthAxisも「初代『Death Stranding』の大部分をほぼ完全に繰り返しているにもかかわらず、小島は最終的にはそれを成功させている」としつつも、「このゲームが前作といかに似ているか、失望せざるを得ない」と記しています。

ストーリーテリングへの課題

IGN Italyの批評家は、今作が「ゲームプレイを豊かで多様なものにしている」と評価しつつも、「初代の物語の力強さ、キャラクターの魅力、感情的な影響を再現できていない」と指摘しています。

INDIANTVEZは、「魅力的だが矛盾した続編」と表現し、「世界を拡張する前に、ゲームプレイの洗練にもっと深く焦点を当てるべきだった。なぜなら、最初のゲームの魔法は二度体験できないからだ」と述べています。

その他の課題

  • Worth Playing:「プロットはこれまで以上にクレイジー」(好みが分かれる要素)
  • Sirus Gaming:「混乱していて、やりすぎで、間違いなく万人向けではない」
  • INVEN:「繰り返しとなるゲームプレイが途中で短い疲労感を引き起こす可能性がある」

これらの意見は、『Death Stranding 2』が、前作の良さを引き継ぎつつも、その進化の方向性や物語の構成が全てのプレイヤーに完璧に響くわけではないことを示唆しています。

まとめ:小島秀夫の集大成が示す、ゲームの新たな未来

『Death Stranding 2: On the Beach』は、海外批評家たちの声を聞く限り、前作の核となる哲学を守りつつも、そのゲームプレイを劇的に進化させた作品と言えるでしょう。

本作の成功要因

  1. 「QoLの塊」と称されるほどの徹底的な快適性の追求
  2. 小島監督のルーツである『メタルギアソリッド』シリーズを彷彿とさせるアクションとステルス要素の強化

これらが絶妙に組み合わさることで、今作は単なる続編に留まらない「新たな境地」を切り開いています。

一部で指摘される課題や、前作との類似性といった声は存在するものの、総合的に見れば「すべてのゲーマーにとって不可欠な体験」、「今世代最高のゲームの一つ」と評価されており、ゲームが「歌や演劇、映画と同じくらい感動的であることを驚くほど発見できる作品」であることを改めて証明しています。

あらゆるプレイヤーへの魅力

この進化は、前作のファンにはさらなる没入感と喜びを、そしてこれまで『Death Stranding』の世界に足を踏み入れられなかった層には、アクションと快適性が向上した、より魅力的な入り口を提供するはずです。

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