『Lost Soul Aside』PS5 Pro強化とPC版独自機能が公開｜開発者映像で制作の舞台裏も判明

スタイリッシュなアクションアドベンチャー（※開発者はアクションRPGとも表現）『Lost Soul Aside』の新情報が8月22日に公開され、PlayStation 5 Pro向けの強化要素やPC版の専用機能、さらに開発者による舞台裏映像「A Hero’s Journey」が公開されました。プロジェクトの起点から現在に至るまでの進化とともに、ゲームの最新技術面に関する具体的な詳細が明かされています。

ソロ開発からフルスケールRPGへ

『Lost Soul Aside』は、開発者ヤン・ビン氏が個人で制作したプロトタイプから始まりました。PlayStation Blogにてビン氏は、「ソロプロジェクトとして始まった本作は、長年の反復開発を経て、China Hero Projectの支援と熱心なコミュニティの励ましにより成長しました」と語っています。

公開された開発映像では、Ultizero Gamesの開発チームのメンバーが登場し、ボス戦やコンボの設計における試行錯誤、創作過程における情熱と困難について言及。「一つのアイデアがどのように完成形へと進化したか」を映像で知ることができます。

PS5 Pro向け強化機能

PlayStation 5 Proでは、以下の強化が施されています。

• ダイナミック4K対応
  レイトレーシングによる反射、影、グローバルイルミネーションが強化され、各シーンに深みとリアリズムを加えています。
• GPU性能を活かした高画質表現
  テクスチャの品質向上、より細やかなパーティクルエフェクト、高速SSDによるさらなるロード短縮が実現。
• 高フレームレートと安定性
  戦闘中の応答性と滑らかさが向上しており、アクション性を強く感じられるゲームプレイが提供されます。

PC版の独自機能

PC向けには、ハードウェア性能を最大限に活かす4つの特別機能が用意されています。

フルDualSense対応

USB-CまたはBluetooth接続でDualSenseコントローラーを使用可能（全機能にはUSB-C接続が必要）。以下の機能がサポートされています。

• アダプティブトリガー：武器や仕掛けごとに異なる抵抗感が設定され、リアルな操作感を提供。
• ハプティックフィードバック：剣戟、爆発、水中移動など各アクションに応じた振動が精密に再現。

4K + HDR

• ネイティブ4K（3840×2160）対応、マルチモニターサポートにより没入感を強化。
• ハイダイナミックレンジによる深い影と鮮やかなネオンハイライトで、ビジュアルのコントラストが際立ちます。

レイトレーシング最適化

• 反射：水面、鎧、武器にリアルな反射を実装。
• グローバルイルミネーション：太陽光やネオングローの表現が向上。
• 影：光源に応じて自然に変化するソフトシャドウを導入。

これらのレイトレーシング効果は、DLSS 4、FSR、Frame Generationに最適化され、4K 60FPSでスムーズに動作するよう最適化されており、比較的控えめな構成でも快適なゲームプレイを実現します

PlayStationアカウント連携

ゲーム起動時にPlayStation Networkアカウントをリンクすることで、PCで獲得した実績はPSNのトロフィーと即時同期され、逆方向の同期にも対応します。これにより、プラチナトロフィーの進行状況がプラットフォームをまたいで共有可能となります。

PC版システム要件

まとめ

『Lost Soul Aside』は、映像美とハイスピードアクションが融合した注目作として、PS5 ProとPCの両方で最適化された体験を提供する準備が整っています。プロトタイプから始まった本作がどのように大規模RPGへと進化したのか――開発者たちの情熱とこだわりが随所に表れた内容となっています。

媒体名一覧

• PlayStation Blog
• Gematsu（Sal Romano, 2025年8月22日掲載）

他に追加したい要素や、別の観点からの編集をご希望の場合はお知らせください。