『FF7 リバース』エアリスの運命、当初案では明確な区切りではなかった。浜口直樹氏が制作過程を語る

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以下、『ファイナルファンタジーVII リバース』終盤の内容に触れる。

ntowerが2026年5月5日に掲載した浜口直樹氏へのインタビューで、『ファイナルファンタジーVII リバース』の終盤に関わる制作過程が語られた。浜口氏によると、当初案では、忘らるる都とエアリスの運命が第2作の明確な区切りにはなっていなかったという。

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当初案では、忘らるる都とエアリスの運命は明確な区切りではなかった

浜口直樹氏はntowerのインタビューで、第2作『ファイナルファンタジーVII リバース』の構造を話し合っていた時のことを振り返っている。

物語を広げるにあたっては、野島一成氏が当初まとめていたプロットを土台にしながら、どこまで描くのか、どこで区切るのかを何度も話し合ったという。その中で浜口氏が特に印象に残っている場面として挙げたのが、『ファイナルファンタジーVII リバース』の構造を検討していた時のことだった。

浜口氏によると、当初案では、忘らるる都とエアリスの運命が明確な区切りにはなっていなかった。そこで浜口氏は、物語上の焦点を考えると、エアリスの運命をこの章の自然な区切りとして扱うほうがよいのではないかと、プロデューサーの北瀬佳範氏に提案したと語っている。

また、ほぼ同じタイミングで、クリエイティブ・ディレクターの野村哲也氏も非常に近い考えを示していたという。そこから、三部作全体の枠組みがとてもスムーズにまとまっていったと振り返っている。

三部作化そのものは、浜口氏の提案として語られているわけではない

一方で、浜口氏は『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズの三部作化そのものについて、自身がプロジェクト全体の指揮を任された時点で、大枠はすでに確立していたと説明している。

三部作という形も、単に「三部作にしたい」という希望から決まったものではなく、物語量と描くべき内容を客観的に見た結果、三部作以外の選択肢は現実的ではなかったという。

原作『ファイナルファンタジーVII』におけるミッドガル編は、ゲーム全体から見れば比較的短いパートだ。ただし浜口氏は、ミッドガルには世界観、キャラクター、物語に関する情報が非常に濃く詰まっていると説明している。現代の技術で忠実に再構築するには、それだけで1本の作品として成立させるだけの内容量が必要だったと振り返っている。

『リバース』終盤の感情は、関係性の積み重ねから作られている

浜口氏は、『ファイナルファンタジーVII リバース』のクライマックスがエアリスの運命を中心にしていることにも触れている。

ただ強いシーンを作るだけでは、その瞬間の感情を十分に伝えることはできない。浜口氏はそうした考えから、ゲーム全体を通して、パーティメンバー同士の関係や感情の変化を丁寧に描いてきたと説明している。

『ファイナルファンタジーVII リバース』全体のコンセプトは「絆」だとも語られている。旅をし、会話し、ときには衝突する中で関係が深まっていくからこそ、クライマックスの感情が本物として伝わる。そうした考え方は、物語だけでなく、バトル、キャラクター成長、レベルシステムにも反映されている。

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