『ドラゴンクエストX オンライン』で開発中の対話型AIバディ「おしゃべりスラミィ」について、堀井雄二氏が東洋経済オンラインの単独インタビューで語っている。堀井氏は、AIで街の人をより人間臭くできる可能性に触れつつ、「街の人をAIに置き換えても面白くない」と発言。続けて、普通のAIを友達にするのは照れくさいが、ゲームキャラクターであれば話しかけやすいのではないかと説明している。
堀井氏「街の人をAIに置き換えても面白くない」
「おしゃべりスラミィ」は、『ドラゴンクエストX オンライン』向けに開発されているAIキャラクターだ。公式サイトでは、アストルティアでプレイヤーに寄り添う対話型AIバディとされている。
東洋経済オンラインの記事によると、スラミィはプレイ状況やチャット内容、装備などをもとに、次に遊ぶコンテンツやおすすめ装備などを答える。GoogleのAI「Gemini」を活用しており、音声対話などのリアルタイム応答を得意とする「Gemini Live」も使われているという。
堀井氏は同インタビューで、最初に『ドラゴンクエスト』を作った時、街の人のセリフもなるべく本当にいる人間の言葉にしようと思ったと振り返っている。AIが本当に答えてくれるようになった今なら、街の人をより人間臭くできるとも話した。
その直後に、堀井氏はこう続けている。
「いまはAIが本当に答えてくれるようになり、より人間臭くできると思います。ただ、街の人をAIに置き換えても面白くない。」
堀井氏は続けて、普通のAIを友達にすることへの照れくささにも触れている。
通常のAIを友達にするのは少し照れくさいが、ゲームのキャラクターであればハードルが低く、いろいろと話しかけやすいのではないかと説明している。
普通のAIより、ゲームキャラクターのほうが話しかけやすい
堀井氏は、ChatGPTなどに悩みを話す人がいることにも触れている。スラミィについても、感情に寄り添って悩みを聞くことや、ゲームを離れた話ができる点を「素晴らしい」と述べた。
さらに、AIキャラクターがサブになって一緒に遊ぶ使い方や、初心者向けに遊び方を教える入り口になることにも言及している。堀井氏は、普通のAIを友達にすることへの照れくささと、ゲームキャラクターであれば話しかけやすいのではないかという考えを、スラミィの話とあわせて語っている。
写真や装備変更にも反応、クローズドベータテストは5月20日まで予定
公式レポートでは、ベータテストで確認できるスラミィの反応も紹介されている。ログイン時や時間帯にあわせたあいさつ、写真撮影時の感想、髪型や装備を変えた際の反応、進行中のストーリーやおすすめクエストの案内などだ。スラミィとの親密度が上がると、徐々に態度が変わっていくとも説明されている。
攻略の相談に答えるだけでなく、プレイヤーの行動に反応しながら会話するキャラクターとしてテストされている「おしゃべりスラミィ」。公式サイトでは、2026年3月21日から3月30日11時59分までクローズドベータテスト参加者を募集していた。
テストは2026年4月20日に始まり、5月7日付の公式レポートでは2026年5月20日11時59分まで予定されている。公式レポートでは、現在開発中の「おしゃべりスラミィ」を利用し、新しい体験の可能性を探るテストだと説明されている。
現状の品質は正式提供できると判断する水準ではないことも、公式レポートで改めて案内された。一般公開時期や正式実装時期は、公式告知と公式レポートでは明示されていない。



