桜井政博氏、生成AIはアイデアの壁打ちにも使わず。一方で使わない姿勢を貫くことには危機感も

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『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや『カービィのエアライダー』を手掛けたゲームデザイナーの桜井政博氏が、現在、自身のゲーム開発では生成AIを使っていないことを明かした。一方で、生成AIを使わない姿勢にこだわり続ければ、今後遅れを取るかもしれないという危機感も抱いているという。

11月7日開催の「ファミ通40周年フェス」で語られたもので、ファミ通の報道によると、桜井氏はゲームデザイナーとしてアイデアを生み出す際にも生成AIを使用しておらず、発想を広げるための「壁打ち」にも利用していないという。これまで開発してきた『カービィのエアライダー』などのタイトルでも、生成AIは使っていないと説明した。

グラフィック生成AIについては「未だに信用を得られていない」との認識を示し、「どこかへの搾取になってはいけない」とも発言。現時点では「自分たちで考えたほうがいまのところはよいものができる」と考えているという。

一方、桜井氏は「いまのゲームを作るのは大変すぎる」と、ゲーム開発そのものが抱える問題にも言及した。何百万本も売れながら赤字になるタイトルさえあるとし、今後も生成AIを使わないという姿勢だけにとらわれていては、ますます遅れを取ってしまうかもしれないという感覚があるそうだ。

こうしたゲーム開発の負担に対する問題意識は、以前から語られていた。2025年4月のITmedia ビジネスオンラインのインタビューでは、大規模なゲーム開発は手間がかかりすぎており、持続可能ではない状況にあると指摘。当時、有効な打開策として思いつくのは生成AIくらいだと述べ、作業効率の向上など、ゲーム開発の仕組み自体を変えていく必要性を訴えていた。

今回のステージでも、桜井氏は「なにもしないのもまずかろう」という意識があることを明かしている。ただ、生成AIをどこでどう使うかについては複雑な問題があり、現時点で断言できることはないという。自身と生成AIとの現在の関係を「スローペースな付き合いかたになっている」と表現した。

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