データマイナーのLance McDonaldが、『エルデンリング』で使われなかったミケラのカットシーンを復元したとEurogamerが報じている。公開されたのは、ミケラがハリグツリー(聖樹)の苗木を植え、自身の血を注いで育てる場面だ。珍しい未公開映像というだけではない。ゲーム内テキストと重なる内容が映像として残っていた点も注目される。
血を注ぐ削除シーンは既存の設定とそのままつながる
今回の映像では、ミケラが苗木に血を与える様子がはっきり映っている。文字で知られていた設定が、映像の形でも残っていたわけだ。Gamefraggerなどは、この復元映像のグラフィックが未完成だったとも伝えている。
「ミケラの血を受けた、聖なる芽生えの若木
だがそれは、遂に黄金樹とはならなかった」ーーゲーム内フレーバーテキストより
Eurogamerは、この場面が『エルデンリング』内の「聖樹騎士の鎧」の説明文と重なると伝えている。映像は、その設定をそのまま場面化したものとして読める。
未使用ダイアログはあるが、どの順で入るかは確かではない
McDonaldは、このカットシーンに関連する未使用の音声台詞が複数あると説明している。VGTimesやTwisted Voxelなどの報道では、「若い苗木よ、もっと大きく、もっと強く育ちなさい」や、「愛しき双子よ、この恵みを受け取ってくれ。豊穣の贈り物を。私の最後のしずくだ」といった内容が含まれているという。
「これらをつなぐ中間のカットシーン用ファイルがないため、この動画のどの場面でどの台詞が再生される想定だったのか、確かなことは言えない」 ——Eurogamerより(Lance McDonaldの説明)
つまり、台詞そのものは確認されていても、完成版での並び順までは戻せていない。ここは断定できない部分だ。
McDonaldはこの削除が開発中の変化を示すとみている
McDonaldは、フロム・ソフトウェアがこの場面を外したのには確かに理由があると語っている。Eurogamerによると、この削除によって、開発の途中でゲームのストーリーや見せ方が変わったことが分かるという。
Twisted Voxelなどの報道では、このカットシーンはデクタスの割符(左)を百智卿ギデオン=オーフニールから受け取り、休息した後に再生される想定だったとされる。ミケラと聖樹の関係そのものが消えたというより、どこでどう見せるかが組み替えられた可能性を示す材料だ。もちろん、削除理由はフロム・ソフトウェアの公式説明ではない。あくまでMcDonaldの見方として受け取る必要がある。
※本記事はEurogamerの報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています
出典
- Eurogamer:Astonishing never-before-seen Elden Ring deleted cutscene discovered
- Twisted Voxel:Elden Ring Cut Content Reportedly Includes A Cutscene Featuring Miquella Planting The Haligtree
- VGTimes:Such Beauty Hidden Away: Dataminer Restores Cut Elden Ring Cutscene — Miquella Plants the Haligtree and Waters It with Blood
- Gamefragger:ELDEN RING Datamine Reveals Cut Content And A New Cutscene With Miquella




