カプコン新作『プラグマタ』メタスコア86の好発進。レビューでは戦闘高評価、物語は賛否

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カプコンの新規IP『プラグマタ』の海外レビューが4月13日に解禁され、Metacriticで86点を獲得した。PS5版のレビューは90件。うちpositive(肯定的)が84件で97%を占め、mixed(中立的)が3件。negative(否定的)は0件だ。レビュー集約サイトOpenCriticでも87点の「Mighty」評価がついており、4月17日の発売を前に好調なスタートを切っている。

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ハッキングと射撃を同時にさばく戦闘が、なぜ飽きないのか

レビュアーが最も多く称賛したのは、本作の戦闘の仕組みそのものだ。プレイヤーはアンドロイドの少女ディアナのハッキングで敵の弱点をこじ開けながら、宇宙飛行士のヒュー(ヒュー・ウィリアムズ)の銃で同時に撃つ。2つの操作をリアルタイムで並行しなければ敵は倒れない。

Hey Poor Playerはこう評している。

「戦闘ループ全体をリアルタイムのハッキング操作に据えたのはリスクだったが、最後までプレイを通じて魅力的であり続けた」——Hey Poor Playerより

この評価はHey Poor Playerだけのものではない。GameSpewは「全編を通じて新鮮で面白い」、GAMINGbibleは「戦闘がだれる瞬間がなかった」と、同様の感触を伝えている。

GAMINGbibleはその理由にも触れている。

「ハッキングと射撃の組み合わせが戦闘にリズムを強制する。フィールドにいる敵の種類や手持ちの装備次第で、テンポは大きく変わる」——GAMINGbibleより

敵や装備が変わるたびにリズムが変わる。GAMINGbibleはこの点が全編の戦闘を新鮮に保つ仕掛けだとみている。ハッキング中も青いノード(中継点)をうまく経由すればダメージが増幅しハック時間が延びるといった具合で、やることは常に多い。

ヒューとディアナの関係は好評、ストーリーの深みには不満も

もうひとつ評判がいいのは、ヒューとディアナの関係だ。GAMINGbibleはヒューとディアナを「名コンビ」と呼び、友情が育っていく過程が楽しかったと述べている。Indigo GEEKによれば、本作は子どもを守ろうとする親性のテーマを軸に、感情的な物語を描いているという。

一方、ストーリーそのものの深みについては温度差がある。IGNは物語面で力作を目指す作品というわけではないと述べている。IGN Beneluxによれば、ストーリーに深みが足りない場面もあるという。JeuxActuも「物語としてはかなり定型的だ」と語っている。プレイ時間はレビュアーによって幅がある。VGCは「8時間のリニアなTPS(三人称シューター)」とし、JeuxActuは約10時間、RPGamerは「15〜20時間」と伝えている。コンパクトな体験として肯定する声が多いものの、ストーリーを深く味わいたい人には物足りない可能性がある。

クリア後のコンテンツについてはGameSpotが「充実したクリア後コンテンツがたっぷりある」と伝えている。Noisy Pixelはさらに具体的で、ニューゲーム+(NG+)、高難度のLunaticモード、10本のチャレンジで構成されるUnknown Signalモードがあると紹介した。ローンチ時点でこれだけそろっている点は評価しつつも、チャレンジの難度や多様さには物足りなさを感じたという。IGNもクリア後の中身は詳しく書けないとしつつ、「探す価値はある。予想外のひねりも待っている」と述べている。

カプコンが既存IPに頼らず新規IPで勝負した意味

複数のレビュアーは、本作をカプコンにとっての挑戦だと述べている。Atomixはバイオハザードやモンスターハンターといった手堅い看板があるなかで新IPに踏み切った姿勢に触れた。Eurogamerもカプコンがリスクを負ったシューターでSFシューターの定石に挑んだと評している。この流れは2024年の『クニツガミ:Path of the Goddess』(Metascore約80)に続く。ただし『クニツガミ』についてはCapcom自身が販売目標に届かなかったと説明している。原因として発売前のマーケティング不足を挙げていた。『プラグマタ』がレビュー評価の好調を売上につなげられるかは、発売後の数字を待つことになる。

※本記事はMetacriticの報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています

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