『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、PS5 Proでプレイする場合、すべてのグラフィックモードでレイトレーシングによるグローバルイルミネーションと鏡面反射が有効になる。PlayStation Blogで公開された、Ubisoftのテクニカルアーキテクトとテクニカル・ディレクターによる解説では、PS5とのレイトレーシング対応範囲の違い、PS5 Pro向けの髪表現強化、最新バージョンのPSSR対応などが説明されている。
PS5 Proでは、鏡面反射まで全モードで有効に
『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』を最新版のAnvilエンジンでゼロから再構築した作品だ。Ubisoftは、従来のリマスター版では魅力を十分に伝えられないと考え、オリジナルゲームの精神とアイデンティティを維持しつつ、ほぼすべてのシステムを現代化したと説明している。
ライティングもその一つだ。リメイク版では、事前に計算された光に頼るのではなく、時間帯、天候、環境の変化に合わせて光がリアルタイムで反応する。室内にも屋外の光源が反映され、天候の変化によってワールドの雰囲気も変わる。
レイトレーシングによるグローバルイルミネーションは、PS5とPS5 Proのどちらでも、すべてのグラフィックモードで有効になる。一方、濡れた木材、金属、波しぶきなどの質感を強調する鏡面反射は、PS5ではバランスモードと高品質(フィデリティ)モードで利用可能。PS5 Proではすべてのグラフィックモードで利用できる。
エドワードの髪はPS5 Pro全モードでストランド表現に
PS5 Proでは、レイトレーシングだけでなくキャラクターの髪表現にも差が出る。
Ubisoftは、従来のヘアカードだけに頼らず、エンジン上で髪の毛を1本ずつシミュレートしてレンダリングすることで、より自然な動きと風への反応を実現できると説明している。エドワードの髪の毛をストランド単位で表現する機能は、PS5 Proのすべてのモードで利用可能だ。
対象範囲はモードや場面によって分かれている。高品質(フィデリティ)モードでは、ゲームプレイ中に近くの群衆キャラクターにもストランドシミュレーションが反映される。ムービーではモードに関係なく、すべてのキャラクターにストランドベースの髪が適用される。
さらに、本作は最新バージョンのPlayStation スペクトルスーパーレゾリューション(PSSR)にも対応する。これにより画質と画像再構成の向上を実現し、パフォーマンスモードと高品質(フィデリティ)モード間の視覚的なギャップを抑えると説明されている。
風と海が、航海中の景色を変える
リメイク版全体の更新として、天候と海の表現にも手が入る。
Anvilエンジンの気象シミュレーションフレームワーク「Atmos」では、気温、湿度、風、蒸気密度などを継続的にシミュレートする。風は雲の動きや海上の嵐だけでなく、植物、布地、粒子、帆、キャラクターの髪の毛にも影響を与える。
海の表現も、物理ベースレンダリングパイプラインに基づく新しい水表現システムへ更新される。新しいテッセレーション技術、立体的な泡生成、動的気泡システムにより、水面にはさらに細かな表現が加えられる。海全体は、風の状況、天候、船舶の動きに対してより自然に反応するようになる。
『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、7月9日にPS5/Xbox Series/PC向けに発売予定だ。
出典
- PlayStation Blog「Assassin’s Creed Black Flag Resynced: PS5 Pro enhancements detailed」
- Ubisoft公式サイト「アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ」



