PSPの販売が絶好調だったにもかかわらず、PS3が十分に売れていないとして、ソニーの最高財務責任者(CFO)から叱責された――。元ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)ワールドワイド・スタジオ会長のショーン・レイデン氏が、PlayStation事業に携わっていた当時の経験を振り返り、次世代機で据置機と携帯機を同時に展開することの難しさを語った。
レイデン氏はポッドキャスト番組「The Trophy Room: A PlayStation Show」に出演。11月7日付のGamesRadar+の報道によると、同氏はPSPやPS Vitaの発売を経験した立場から、据置機と携帯機の両方を同時に支えるのは難しく、「実質的に2つの会社を運営するようなものだ」と語ったという。
その理由の一つが、社内でのマーケティング予算の奪い合いだ。据置機と携帯機は互いを補完する存在である一方、売上規模が大きく、顧客数も多い据置機の方が予算をめぐる議論で強い影響力を持つ。レイデン氏によれば、その結果、PSPの宣伝予算が失われていったという。
ソニーの次世代PlayStationをめぐっては、据置型のPS6に加え、新たな携帯型ゲーム機も登場すると噂されている。レイデン氏は、次世代に「ソニーが携帯機だけを展開するなら、成功する可能性は高いと思う」とする一方、据置機と携帯機を同時に発売する場合については、「どの会社にも、両方を成功させる能力があるとは思わない」と語っている。



