KADOKAWAは、PC用RPG制作ツール『RPGツクールMZ』を8月20日に発売すると発表しました。価格は7,980円+税。また、パワーアップした新機能も明らかとなっています。
パワーアップした新機能
制作ゲームのオートセーブ機能が実装可能に!
セーブを忘れてゲームオーバーになり、それまでのプレーが台無しになる…といった悩みを解決するべく、ゲームのオートセーブ機能が追加。有効化すると、オートセーブ専用スロットへデータが保存されるようになります。
オートセーブで保存されるのは、戦闘終了後および、別マップへ移動したタイミング。なお、オートセーブ機能は、任意でON/OFF設定可能。
スマートフォンでのタッチ操作を見直し、プレーが快適に!
ゲーム中、ウインドウ部分をスワイプでスクロールしたり、戦闘中にターゲットを画像タップ/クリックで選択できるようになったりと、スマートフォンやタブレットでのタッチ操作を見直し、快適にプレーできるように。また、UIデザインを改善し、各所にタッチUIが表示されるようになっている。
なお、タッチUIの表示/非表示はゲームオプションからいつでも変更することが可能。
キャラクタージェネレーターを強化
髪や目、口、鼻などパーツを組み合わせて自分だけのキャラクターを生成できる「キャラクタージェネレーター」がパワーアップ。パーツ単位の位置調整(オフセット)ができるようになったほか、毛の色、肌の色、目の色、その他(服の色など)のカラーパレットも上限なく追加可能に。
プラグインコマンドを刷新!
本作のプラグインコマンドは、「プラグイン名」と「コマンド名」をプルダウンから設定でき、さらにパラメータもそれぞれ指定された値を入力する形式に。前作「RPGツクールMV」ではコマンド名やパラメータの指定方法などで悩んでしまうことがあったが、その必要はもうない。
プラグイン管理画面の使いやすさが向上
前作「RPGツクールMV」で追加されたプラグインの利点を継承しつつ、より使いやすくするための様々な機能が追加。プラグインの設定方法に誤りがある場合、警告メッセージが出るようになった。また、プラグインの配布元URLが表示されるようになったことで、どこからプラグインを入手したかを忘れてプラグインの更新を見逃してしまう、ということも起こりにくくなった。
コアスクリプトのバージョン選択機能
「RPGツクールMZ」では、エディタから直接プロジェクトのコアスクリプトのバージョンを選択できるようになった。手動でファイルを選んでコピーする必要があった前作「RPGツクールMV」とは異なり、誤って無関係なファイルをコピーしてしまうというミスもなくなる。
その他、さまざまな追加機能
- コモンイベントの上限数が2000に増加。
- システム設定項目機能を拡張。画面解像度やフォント、フォントサイズの設定が可能に。
- RPGツクールMVで制作されたプロジェクトの移行が可能。
※プラグインデータは引き継ぎ不可。 - デプロイメント時にプロジェクトフォルダに上書き防止する機能を追加。
- サウンド素材はoggファイルのみでスマートフォン/PC両再生対応に。
- イベントモードに切り替えると、イベントリストが表示されるように。リスト上でイベントを選択すると、マップ上の該当イベントが選択される。また、リストから直接イベントエディタを開くことも可能。
動作環境
- OS:Windows 8.1/10 (64bit) または macOS 10.13以降
- CPU:Intel Core i3-4340相当以上(2013年 第四世代)
- メモリー:8GB以上
- HDD:空き容量8GB以上
- グラフィックカード:OpenGLに対応したもの VRAM 1 GB以上
- ディスプレイ:解像度1280×768以上
ソース:ツクールストア