※以下、真エンディングに関する内容を含みます。
VジャンプWEBのインタビューで、ヒュー役の田中美央さんは『プラグマタ』の真エンディングについて「収録のとき知らされてなかった」と語り、加えて「あのシーンって台本はなかった」と明かした。ディアナ役を務めた東山奈央さんもまた、「私たち何も別ルート収録してないよ? なんでだろう?」と思っていたという。終盤の受け止めを振り返るインタビューでは、“あの一言”と、その後の「やってみる」に残る余白まで含めて、ヒューとディアナがどう受け止められていたのかが見えてくる。
台本のないシーンのあとで、田中美央さんは真エンディングの意味を知った
真エンディングについて、田中さんは収録のとき知らされていなかったと振り返っている。しかも、該当シーンには台本もなかった。クリアした人が「ヒューがもしかしたら…」と話しているのを見て疑問に思い、その後に自分でクリアして意味を理解したという。
真エンディングに関わる展開は、ゲームクリア後に解放されるモード「Unknown Signal」に用意されている。追加ステージを100%クリアして手に入るあるアイテムを装備し、ラスボスに挑むことでたどり着けるもので、東山奈央さんも「私たち何も別ルート収録してないよ? なんでだろう?」と思っていたと振り返った。
開発側がなぜ知らせなかったのかは語られていない。ただ、田中さんは内緒にしてくれていたのは良かったかもしれない、と受け止めている。
「あの一言」と、ディアナの「やってみる」
真エンディングに関わる“あの一言”について、東山さんは、あの一言があるとないとではだいぶ意味が変わってくると話している。さらに、その後のディアナの「やってみる」というセリフにも触れ、「何とは言わないけど」と前置きしながら、そこに何を感じるか、余白も含めて楽しんでもらえるのではないかと語った。“あの一言”と、その後の「やってみる」は、別のかたちで触れられている。
東山さんが全力を注げたと振り返るのは、万感の思いで道を違えたというシーンだ。一緒に海を見られるのか、という嫌な予感のある後半でも、演技ではディアナの気持ち120%で、目の前のことにいつも必死だというディアナの在り方を意識していたという。
マスクの開閉が、心情を表す大きな要素だった
田中さんが演技上の鍵に挙げるのは、ヒューのマスク/バイザーの開閉だ。心情を表すうえで、それが大きな要素だったという。序盤、ディアナが何度も名前を呼び、ヒューがバイザーを閉じる場面では、悲しそうな顔を受けた「ごめんよ」の意味を込めた「ディアナ」だけで十分だと考えた。
物語が進むにつれて、ヒューは少しずつマスクを開き、顔を見せるようになる。田中さんが意識していたのは、その先でヒューが本当の父親のような表情にたどり着くことだった。さらに田中さんは、ヒューがデッドフィラメントに侵食されたことで、迷っていた心を逆に食べてもらい、ピュアな父性のようなものが残ったのではないかとも語っている。最後のバトンタッチは、そうした変化の先にあるものとして受け止めていたようだ。
急に仲良くなる部分の演じ方には迷いもあったが、最後の「自分の思いを受け継いでくれ」という場面まで抜けられたのは、東山さんの演技でビビっと繋がった瞬間があったからだという。別々の収録になってからも、その芝居を聞きながら録れたことが支えになった。
拍手と、差し入れ文通
二人の収録は、英語音声を聞きながら尺に合わせる、吹き替えに近い形で進んだ。最初は一緒に録っていたものの、途中からは、スケジュールの都合で東山さんが先に収録することになった。その日の収録は予定より1時間ほど長引き、ロビーで待っていた田中さんは、出てきた東山さんに「よくがんばった!」と拍手を送った。
東山さんは、泣きそうになるくらいうれしかったと振り返る。その後の個別収録でも、「ヒューと私は頑張ってるんだ」という気持ちで臨めたという。収録の合間には、田中さんから東山さんへチョコを渡し、東山さんからも差し入れが返り、文通のようなやり取りになっていったそうだ。
出典
VジャンプWEB:『プラグマタ』大ヒット記念! 父の日スペシャルイベント振り返り+田中美央さん&東山奈央さんへインタビュー。真エンディングの話題も…!



