『テイルズ オブ』シリーズIP総合プロデューサーの富澤祐介氏が、シリーズの今後について語った。現在は運営型ゲームを展開していないため、過去作のキャラクターに触れる機会が減っている状況を「ひとつの課題」と捉えているという。そうした中で、まずはリマスターを通じて、数あるシリーズ作品を遊べる環境を少しでも早く、より多く提供していく考えを示した。
この発言は、ファミ通.comが7月10日に公開した、『ペルソナ』チーム総合プロデューサー・和田和久氏との30周年対談の中で語られたものだ。
『テイルズ オブ』シリーズは、1作1作が独立した作品として、それぞれに完結した旅を描いてきた。富澤氏によれば、ファンそれぞれに“初めての『テイルズ オブ』”や、“自分にとってのベストとなる1本”があり、そうした積み重ねの中で生まれてきた数百名のキャラクターを、今後どう活かしていくかもファンから求められていると認識しているという。
その一方で、現在は運営型ゲームを展開していないため、過去作のキャラクターに触れる機会が減っている。富澤氏はこれを課題のひとつに挙げたうえで、数あるシリーズ作品をプレイできる環境を少しでも早く、少しでも多く用意するために、リマスター化を進めていると説明した。
また、富澤氏はリマスターだけでなく、新作の必要性についても言及。「当然、新作も絶対に必要です」と述べ、シリーズとしての期待に応えられる作品でなければならず、開発規模も含めてハードルが上がっていると説明した。具体的な情報はまだ伝えられていないものの、シリーズの未来に向き合い、現在も制作を続けているという。
過去作の展開については、すべてを一度にリマスターするのは難しいとの考えも示した。それでも、できるところから少しずつでも進めていかなければ、「IPとしての幹の太さ」が先細ってしまうという危機感があるという。富澤氏は、その太さや熱量を維持していきたいと語っている。
あわせて、『テイルズ オブ エターニア リマスター』には「想定以上の多くの反響」が寄せられているとも説明。富澤氏は、今後もリマスターへの取り組みを続けていきたいと語っている。



