「日本のPS5を日本のユーザーにしっかり届けるべき」と判断した。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)社長 CEOの西野秀明氏が、ファミ通のインタビューでPS5 デジタル・エディション 日本語専用のリリースの狙いを説明している。
西野氏は、為替の関係で日本から海外への流出が発生していたことに触れ、日本語専用・日本アカウント限定にすることで日本独自の価格を設定できたと説明。同モデルを、具体的な数字は伏せつつ日本市場への「戦略的な投資」と位置づけている。
「日本のPS5を日本のユーザーに届けるべき」と判断
PS5 デジタル・エディション 日本語専用について、西野氏は、為替の関係で日本から海外への流出が発生していたことに触れている。
西野氏は、日本のPS5を日本のユーザーにしっかり届けるべきと判断したと説明。日本語専用・日本アカウント限定という仕様にすることで、日本独自の価格を設定できたという。
同モデルの価格は5万5000円[税込]。この価格や日本語専用・日本アカウント限定という仕様は、2025年11月の発売時点で発表済みだが、今回のインタビューでは、そのリリースの狙いとして、為替の関係による海外流出や日本独自価格の背景が語られている。
日本市場への「戦略的な投資」
昨今の経済情勢や半導体高騰を踏まえると、この価格の実現はかなり難しいのではないかという質問に対し、西野氏は具体的な数字は伏せつつ、PS5 デジタル・エディション 日本語専用モデルを「戦略的な投資」と説明した。
事業全体として回収していく計画であり、日本市場に対して重要かつ必要な投資だとしている。
一方で、西野氏は、特定の市場を重視したり軽視したりするわけではないとも話している。グローバル全体のバランスの中で投資を検討しながら、日本ではプレイステーションのユーザー数をより増やしたいという考えから、積極的に投資を行っているという。
日本市場は「海外とは動きが異なる」
西野氏は、日本市場について、タイトルの売れ行きやランキングから海外とは異なる独自性が見て取れると説明している。グローバルで成功しているアプローチを日本にそのまま応用すればよいわけではなく、日本の文化や好みを理解したうえでアプローチする必要があるという。
2025年11月に初めて実施された「State of Play 日本」も、その一環として語られた。西野氏は同番組に自ら出演し、発売から5年が経ったPS5について、購入を検討する人に改めて説明する機会を作ったと振り返っている。
すでにPS5を持っているユーザーにはその価値が伝わっている一方、これから購入を検討する人の中には、PS5がどのようなハードなのか分からない人も多い。発売から5年が経ち、新しい価格で提供するときに、PS5について改めてしっかり説明したかったという。



