『スパロボ』は「好きにやってください」福田己津央監督がIFに口を出さない理由。原作とは「まったくの別物」

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『機動戦士ガンダムSEED』シリーズなどを手掛ける福田己津央監督が、『スーパーロボット大戦』のIFストーリーには「まったく口を出していません」と明かした。原作本編やメインストリームは必ず監修する一方、『スパロボ』は「まったくの別物」と捉え、開発側には「好きにやってください」と伝えているという。

発言は、ファミ通.comが『スーパーロボット大戦』35周年を記念して8月21日に公開したインタビューで明かされたもの。原作とは異なる展開を描く『スパロボ』のIFストーリーについて、福田氏は「ぜんぜん、やってもらってかまわない」としたうえで、原作と『スパロボ』は切り分けて考えていると説明している。

福田氏によると、媒体を問わず原作本編やメインストリームを扱うものについては必ず監修し、自身が発言することで責任を負うようにしている。一方、そもそもIFを描く『スパロボ』には関与せず、中途半端に関われば「オフィシャルなのかIFストーリーなのか、わからなくなってしまう」と考えているという。自分が責任を持つことのできない『スパロボ』については、責任を持てる場所以外で口を挟むべきではないとの考えも、その理由にある。

たとえば『ガンダムSEED』では悲劇的な運命をたどるニコルが、『スパロボ』では生き残ることもある。福田氏は、そうした原作との違いを感じるのは当然だとしつつ、「それはIFなんだから割り切るべき」とする立場だ。

さらに、さまざまな作品が集結する『スパロボ』では、ひとつの作品に寄り添いすぎるほうが無茶だとも語っている。仮に「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の主要メンバーが死んでしまうような展開であっても、ユーザーが納得しておもしろがってくれるのであれば「どんどんやっていただきたい」とし、「どういうふうに改変してくれても問題ない」「逆に寄せなくてもいい」とまで述べた。

福田氏は、原作の物語にも『スパロボ』にもそれぞれ確実なニーズがあり、両者が接近しすぎることでかえって悪いことが起こりかねないとも考えている。そのため、『スパロボ』には昔から自由にゲームを作ってもらえればいいという立場で、自身もひとりのユーザーとして楽しみたいとしている。

その一方で、福田氏は『スパロボ』がIFを描きながらも、原作の設定に齟齬がないようにし、それぞれの作品のエピソードを活かしながら一本のシナリオにまとめていることを評価している。そうした構成が成立しているのは、「開発チームのスタッフの方々が本当にそれぞれの作品を愛してくれているから」だとの見方を示している。

出典:ファミ通.com

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