『ドラクエVII Reimagined』八木正人ディレクターは25年後に“暗い話が多い”物語をどう見直したのか。「現代的」で「現代だからこそ心に響く」と語る

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八木正人ディレクターは『ドラゴンクエストVII』の物語について、発売当時は「ひたすら暗い話が多い」と感じていた一方、20数年を経てシナリオを見直すと「現代的」で、「現代だからこそ心に響く物語だった」と分かったと語っている。YouTubeで公開された映像「The Making of DRAGON QUEST VII Reimagined」では、市川毅プロデューサーによるリメイク理由やシナリオ再編の説明とともに、八木ディレクターが25年後に原作の物語をどう受け止め直したのかにも触れられている。

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八木正人ディレクターが25年後に見直した、『ドラクエ7』の暗さ

『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、オリジナル版発売から25年の節目にリメイクされた作品だ。同映像内で、市川毅プロデューサーは、今の時代だからこそ『ドラゴンクエストVII』が持つダークな世界観がマッチしていると考え、リメイクしたと語った。

そのうえで八木ディレクターは、ダークな世界観の中から希望を見出せるところが『ドラゴンクエストVII』のよい部分であり、そこは崩さないようにするべきだと説明する。発売当時に「ひたすら暗い話が多い」と感じていた物語を、20数年を経て見直した結果、「現代的」で、「現代だからこそ心に響く物語だった」と受け止めた。

シナリオ再編は、テンポアップと濃密なシナリオ体験を目指した選択

リードシナリオライターの高木清香氏は、本作のメインテーマについて、原作と同じく「人は誰かになれる」だと説明している。何者でもなかった少年少女や旅人が、旅を通して成長し、自分がやるべきこと、いるべき場所を見つけ、その場所へ帰っていく物語とした。

シナリオ再編について、八木ディレクターは物語全体のテンポアップと、より濃密なシナリオ体験を目指したことを理由に挙げている。その一環として3シナリオを削除する選択を取った一方、市川プロデューサーはシェイプアップだけではなく、キャラクターを深掘りできる追加エピソードや完全新規のシナリオも用意したと説明した。

その中で市川プロデューサーが挙げたのが、大人キーファの新規シナリオだ。八木ディレクターはキーファについて、若い時には「そんなうじうじするなよ」と感じていたが、20年を経て改めて見ると「分かるよ」「自分に関して悩むよね」と共感できたと語っている。

キーファやメルビンへの見方も、25年で変わった

25年前は20代だった八木ディレクターも、今は50代になった。映像内では、登場人物の中ではメルビンが近くなったとも話している。

八木ディレクターはメルビンに対して「年を取っても、まだまだできるぜ、俺たち」と感じ、自分も応援された気持ちになったという。

「問題は簡単には解決しない」物語としての『ドラゴンクエストVII』

同映像内で八木ディレクターは、『ドラゴンクエストVII』の物語には、一見「解決したのかな」と感じる話もあると語っている。すべてがきれいに片付くわけではなく、問題は簡単には解決しない。それでも、たとえ完全には解決していなくても、人は生きていかなくてはいけないと思わせるストーリーだと説明した。

発売当時には「ひたすら暗い話が多い」と感じていた物語を、八木ディレクターは20数年後に「現代的」で「現代だからこそ心に響く」と受け止めた。暗い話の多さだけではなく、その中から希望を見出せるところまで含めて、『ドラゴンクエストVII』の物語を見直している。

『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Windows、Steam向けに発売中だ。

出典

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