『ノーモア★ヒーローズ』のグラスホッパー、NetEase傘下から約5年ぶりに独立。「よりさまざまなスタイルのゲームを届けたい」

Grasshopper-Manufacture_261001

須田剛一氏率いるグラスホッパー・マニファクチュアが、2026年10月1日付でNetEase Games傘下から独立した。2021年10月の傘下入り発表から約5年を経て、再び独立系デベロッパーとして歩み始める。

9月30日に発表された公式声明によると、今回の決断には、今年2月に発売した最新作『ROMEO IS A DEAD MAN』の完成が大きな節目となった。全社を挙げたプロジェクトを終え、スタジオの次のあり方を考えるなかで、世界中のゲームファンに「よりさまざまなスタイルのタイトルをお届けしたい」という思いが湧き上がり、再独立を選んだという。

実は、2025年12月の時点では、須田氏はNetEase傘下での活動を続ける方針を示していた。

当時のVGCインタビューでは、『ROMEO IS A DEAD MAN』を自社パブリッシングで発売することについて、複数の外部パブリッシャーと交渉し、一部とは契約書案を交換する段階まで進んでいたと説明。最終的にはNetEaseの関係部門とも協議したうえで自社販売を選んだと明かし、その一方で「現在はNetEaseのファーストパーティースタジオとして活動を続ける予定だ」と明言していた。

つまり、自社パブリッシングへの挑戦は、今回の資本関係上の独立に先立って始まっていたことになる。

今回の声明でも、グラスホッパーは「自社パブリッシングのノウハウも積みました」と説明。さまざまな選択肢を得た現在、今後どのような形でゲームを届ける場合でも、独自性を持ったタイトルの企画・開発を続け、従来のテイストとさらなる品質を備えたゲーム体験「NO GAME NO LIFE」を提供していくとしている。

なお、独立はNetEase Gamesとの十分な話し合いと、同社の多大な協力を得て決定されたもの。両社の関係が断たれるわけではなく、今後も機会があれば互いに協力し、良好な関係を大切にしていくという。

1998年に創立し、『シルバー事件』『killer7』『ノーモア★ヒーローズ』などを生み出してきたグラスホッパー・マニファクチュア。須田氏は今回の声明を、来たる創業30周年、そしてその先に向けたスタジオへの継続的な支援を呼びかける言葉で結んでいる。

タイトルとURLをコピーしました