『FFレゾナンス』メタスコア85点の高評価。往年のFFを受け継ぐ戦闘が絶賛される一方、物語や終盤のバランスには厳しい声も

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10月22日発売の『FINAL FANTASY RESONANCE(ファイナルファンタジー レゾナンス)』の海外レビューが解禁され、MetacriticのPS5版メタスコアは85点を記録した。10月20日時点の集計では42媒体中41媒体が肯定的な評価を付け、否定的評価はゼロ。コマンド式バトルやHD-2Dの映像表現を中心に、往年の『ファイナルファンタジー』を受け継ぐRPGとして高く評価されている。

本作は、サービスを終了したスマートフォン向けRPG『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』を家庭用・PC向けに再構築した作品。原作の物語やキャラクターを基にしながら、戦闘システムを刷新し、フィールド探索や飛空艇での冒険など、かつてのシリーズ作品を思わせる要素を盛り込んでいる。

なかでも絶賛されているのが、歴代FFのキャラクターの力を借りる「Vision」システムと、キャラクター固有の能力を組み合わせたターン制バトルだ。RPG Siteは、過去10年間でも屈指のターン制バトルシステムと評し、約45時間のプレイを経ても戦闘への興味が失われなかったと評価している。

この戦闘には、開発陣が目指した明確な方向性がある。Crunchyroll Newsのインタビューで古屋海斗ディレクターは、『FF5』のジョブシステムに代表される育成・カスタマイズの楽しさと、『FF6』のキャラクターごとに異なる固有能力を組み合わせることを目指したと説明。Visionによって能力を自由に組み替えながら、各キャラクターならではのアクションも楽しめるよう設計したという。原作『FFBE』の戦闘システムをそのまま再現しなかったのも、この2つの特徴を十分に実現できないと判断したためだ。

実際、RPGamerはパーティ編成の自由度とキャラクターの個性を高く評価し、Game Informerも『FF5』のジョブシステムを好むファンにとって魅力的なカスタマイズ要素だと評している。

HD-2Dの映像表現も好評だ。RPG Siteは、緻密な背景や豊かにアニメーションするドット絵のキャラクター、印象的なイベントシーンを称賛。RPGamerは、本作を長年進化を続けてきたHD-2D表現のなかでも特に優れた作品と評価している。

開発陣も映像演出には独自の工夫を凝らした。中島啓輔プロデューサーによれば、城や飛空艇といった巨大な建造物のスケールを伝えるため、街のマップでは水平に近いカメラアングルを採用。イベントシーンでは従来のHD-2D作品よりもカット数を増やし、大胆なカメラワークによってFFらしい壮大さや、単純な善悪では割り切れない正義同士の対立を表現しようとしたという。

ただ、こうしたクラシックFFへの回帰をどこまで魅力と捉えるかについては、媒体によって見方が異なる。

RPGFanは、物語の展開や戦闘の仕組みに独創性がほとんどないと指摘。クリスタルを巡る冒険やおなじみの物語展開、既存作品でも採用されてきたスタッガーの仕組みなどを挙げている。それでも、親しみのある要素を自信に満ちた演出でまとめ上げ、シリーズの伝統を生かした一本のRPGとして成立させたことを高く評価した。

物語に対しては、さらに厳しい意見もある。RPG Siteは、魅力的なキャラクターが揃っている一方、物語には作品全体を貫く強いテーマが欠け、終盤の展開も勢いを失うと批判。ただし、序盤は単調だったサイドクエストについては、後半になると仲間たちの背景を掘り下げる内容が増え、質が大きく向上すると評価している。

対照的にRPGamerは、原作から書き直された会話や人物描写によって物語がより魅力的になったと評価。特に主人公レインと父レーゲンの関係や、レイン自身の成長が自然に描かれているとし、物語の進行を本作の大きな長所に挙げた。

そして、絶賛が集まる戦闘システムにも、終盤ならではの問題を指摘する声がある。

RPGFanは、特にエキスパート難易度では多くのボスのスタッガーゲージが削りにくく、戦闘が長期化すると批評。敵より高いレベルまで育てればゲージを削りやすくなるものの、それでは本来の戦闘システムを十分に活用する楽しさが損なわれると感じたという。長期戦を避けようとすると有効なビルドも限られ、Visionシステムが持つ戦術の幅を生かしにくくなる点を問題視している。

一方、Windows Centralは、終盤の強敵がVisionの構成変更を要求してくることを、むしろ戦闘の魅力として評価。相手の戦術を見極め、適切な能力を組み合わせて勝利する達成感を称賛している。同媒体の評者は75時間プレイしても、Visionシステムにはまだ試せることが残っていると感じたという。

探索についても、飛空艇で世界を巡り、隠された場所やサイドコンテンツを発見する楽しさが高く評価される一方、Windows Centralは個々のダンジョンの作りには不満を示した。多くが2~3部屋程度と短く、パズルも基本的なものにとどまるため、昔ながらの入り組んだダンジョンを探索する歯応えが不足していると指摘している。

『ファイナルファンタジー レゾナンス』は10月22日にPS5、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、PC向けに発売される。日本のSteam版は10月23日発売。

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