セガ社長、ゲーム未プレイでも「ファンであり“ゲーマー”」 未プレイのIPファンは近年「どのタイトルでも」増えていると語る

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セガの内海州史社長が、ゲームを遊んだことがなくてもIPのファンになる層が、近年は「どのタイトルでも」増えているとの認識を示した。そうした人々について内海氏は、セガにとっては「ファンであり“ゲーマー”」だと捉えており、場合によっては実際にゲームをプレイしているファンを上回るエンゲージメントを見せることもあるという。

内海氏は、日経Gaming/日経クロストレンドのインタビューで、ゲーム未プレイのままIPファンになるユーザーの増加について問われ、「近年はどのタイトルでもそうしたファンが増えています」と回答。具体例として『龍が如く』を挙げた。

『龍が如く』では、セガのYouTubeチャンネルや人気YouTuberの配信を通じて作品に触れ、世界観やストーリー、キャラクターのファンになる人がいるという。その中にはゲームを一度もプレイしたことがない人も多く、内海氏はそうした層もセガにとっては「ファンであり“ゲーマー”」だと説明。IPへの入口や接点が増えることはトランスメディアの強みであり、場合によってはエンゲージメントではプレイヤーを上回るケースもあるとした。

もっとも、『龍が如く』における“見る専”ファンの広がりは以前から示されていた。2024年の東京ゲームショウで行われた「長寿タイトルのブランド戦略」では、「龍が如く」フランチャイズグローバルヘッドの山崎あした氏が、ゲーム実況をきっかけにファン層が拡大していると説明。ゲームそのものではなく、物語のおもしろさから作品世界に入るファンが増えており、ファンイベントやポップアップイベントを盛り上げているのもそうした層だと明かしていた。

4Gamerの当時のレポートでは、『龍が如く』関連グッズ購入者の約7割が女性だったことも報じられている。もっとも、これはグッズ購入者の男女比を示したデータであり、“見る専”や未プレイ層の割合を直接示す数字ではない。

セガサミーホールディングスは「統合報告書2025」で、ゲームを主軸に映画、アニメーション、マーチャンダイジング、イベントなどへIPを多面的に展開するトランスメディア戦略を掲げている。今後は「ソニック」に加え、『龍が如く』や『ペルソナ』にも展開を広げていくとしている。

内海氏はマーチャンダイジングについても、ユーザーとのエンゲージメントを従来より柔軟に捉える必要があると説明している。具体的な商品化を明かしたものではないが、『龍が如く』で牛丼を食べるシーンに海外ユーザーが興味を示すなら、「牛丼でさえもグッズになり得る」と語った。

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