『Wo Long 2: Wings of Ember』では、前作に対して「化勁だけで対応できてしまい、戦闘が単調になりやすい」という声が開発チームに寄せられていたという。プロデューサーの平山正和氏は、単純に難度を上げても、プレイヤーは結局化勁で対処するだけだと判断し、新たに「凝神システム」を導入したと説明している。化勁を戦闘の軸として残しつつ、それ以外の能動的な選択肢を増やすのが狙いだ。
この方針は、ChinaJoy 2026で行われた合同インタビューで平山氏自身が明かしたものだ。前作『Wo Long: Fallen Dynasty』では、敵の攻撃をタイミングよく受け流す「化勁」が戦闘の中心に据えられていた。今回の取材では、前作で化勁だけに頼ることで戦闘が単調になりやすい点について改善策を問われ、平山氏は実際にそうしたフィードバックが届いていたと認めている。
ただ、解決策として単純にゲーム全体の難度を引き上げる方法は採らなかった。平山氏によれば、難しくしたところで、プレイヤーは引き続き化勁を使って攻撃に対応すると考えたためだ。そこで『Wo Long 2』では、主人公が宿す鳳凰の力を活用する「凝神システム」を追加し、化勁以外にも状況に応じて選べるアクションを増やしたという。
その具体的な挙動は、巴哈姆特GNNによる先行試遊でも確認できる。中国語圏では「凝神化解」「凝神跳躍」と表記されるアクションが存在し、いずれも氣勢を消費して発動する。なお、現時点で日本語公式資料における正式名称は確認できていない。
「凝神化解」は、通常の化勁とは異なる効果を持つアクションだ。試遊では、敵の攻撃に対応しつつ、相手を大きく吹き飛ばす挙動が確認されている。一部の攻撃では通常の化勁でも対処できるため、氣勢を消費せずに化勁でしのぐか、氣勢を使ってより大きな効果を狙う凝神化解を選ぶかという判断が生まれる。
もうひとつの「凝神跳躍」は、氣勢を消費しながら跳び上がり、敵の攻撃に対応できるアクションだ。GNNの試遊では、龍型ボスが放つブレスや火球への対処手段として紹介されている。また平山氏は、空中での化勁や空中攻防についても別途説明している。
『Wo Long 2』でも「化勁」は引き続き戦闘の中心に据えられ、公式紹介ではその戦闘システムをさらに進化させると説明されている。そこに、氣勢を消費して強力な効果を狙う「凝神化解」や、ジャンプを交えた「凝神跳躍」といった新たな選択肢が加わる。
『Wo Long 2: Wings of Ember』は2027年初頭に発売予定。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC。




